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指人形、はじめましたの行為と記録 Vol.170「M-1ゆびにんとティーポット」
ゆびにん制作日記(2024.12.16 - 12.22)
前半はM-1ゆびにん、後半はティーポットシリーズを進めました。
制作中のティーポット13体を年内にBASEに追加したいのですが出来るか微妙…とりあえずフルーツティー7体だけ追加するかもしれません。
12/16 (月) スタミナパン、今夜も星が綺麗の指人形制作。
12/17 (火) スタミナパン完成。
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12/18 (水) 今夜も星が綺麗完成。
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12/19 (木) ティーポットシリーズのフタ・注ぎ口制作。
12/20 (金) 制作休み。
12/21 (土) 顔パーツ縫い付け。
12/22 (日) 顔パーツ縫い付け。フルーツパーツ制作。
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今週観た映画
・ペパーミントソーダ(感想)
今読んでいる本
『おくれ毛で風を切れ』古賀及子(素粒社)
読んでいる最中。
今週末までなので急ピッチで読んでいます。残り3分の1ほど。
M-1グランプリ2024の話
東京の準々決勝2日間、準決勝の配信を買って観るくらい事前に期待値が高まっていたM-1。今年は2年ぶりにM-1指人形も作りました。私が好きなコンビで決勝に残ったのはヤーレンズ、トム・ブラウン、ジョックロック、真空ジェシカの4組のみ。それに対し敗者復活戦には、スタミナパン、今夜も星が綺麗、豆鉄砲、十九人、カラタチ、男性ブランコ、カベポスター、家族チャーハンと好きなコンビがたくさんいたため、敗者復活戦の方を自分にとっての本編ととらえて観たのですが、結局今年も敗者復活戦が一番楽しかったです。特に応援していたスタミナパンについては、つかみでほんちーをやって素早く観客を惹きつけ、会場をどっかんどっかん湧かせている様子や審査員5人が爆笑している姿にとても満足しました。
しかし、もしブロックを勝ち上がって決勝に行けていたらどんな大会になっていたか、どうしても考えてしまいますね…スタミナパンは昨年も敗者復活戦でバズった割に今年はアメトーークのパクりたい-1GPや、水曜日のダウンタウンの30-1GP、ぽかぽか、にちようチャップリン、錦鯉が出ている宝くじのCMくらいでしか見かけず、マネージャーたちは一体何をしているんだ!と少し憤慨していました。ザコシもバイきんぐも錦鯉もいるんだからバーターでどんどん出せばいいんですよ。吉本だってバーターやりまくってるんだから。自社劇場がない事務所もある中、SMAは劇場があるだけまだマシなのかもしれませんが、どうにも食えてない人が多い…スタミナパンもラジパン極で聞いている限りはバイトで食いつないでいるようですし…
吉本興業主催の賞レースですでにチャンピオンになっている吉本の所属芸人が2連覇するというのは、東京吉本や連覇した芸人にとってはいいことだろうし、観ている側の一部の人は一時的に興奮するかもしれない。けれど、新たな芸人が王者になったわけではないため新鮮味がなく、マスメディアが活気づかない結果に繋がるわけで、向こう1年間のお笑い業界の停滞を暗示していると思いました。吉本以外の事務所が活気づくことが結果的に吉本のためになるということを全く分かっていないから"鎖国"とかするんでしょうけど。その年の一番面白い漫才師を決める大会と謳ってはいるものの、実質的に翌年の「顔」が決まる大会でもあるんだし、最終審査で昨年のチャンピオンに投票してしまった審査員は、業界で働いているプロとしてもう少し先のことを見据えて欲しかったです。
また、2連覇した芸人が関東出身である点も少なからず影響があると思います。例えば、錦鯉が優勝した後、北海道では北海道出身芸人のレギュラー番組が増えましたし、次に売れそうな若手芸人をゲストに呼んだ単発番組も増えました。出身地が関東圏ではない芸人が優勝することで、その地域の産業が少なからず盛り上がるんです。大会運営側は知らないかもしれませんが。それくらいの大会になっているのに、特に今年は東京だけで盛り上がっているように感じました。近畿地方のABCテレビ主催なのにそれでいいのでしょうか?地方予選をやっていれば全国で盛り上がると思ったら大間違いです。地方の1回戦を観に行く人なんてほんの一握り。地域への貢献度はほとんどないと言っていいでしょう。新M-1が始まってちょうど10年ですし、大会としての在り方を考え直す時期に入っていると思います。
吉本は大阪万博にがっつり食い込んでいますから、関西圏の芸人は上手いこと人気者にできると思っているかもしれませんが、万博は盛り上がらないこと必至なので、来年は焦って決勝に大阪吉本の芸人を大量投入するかもしれませんね…そうなったら、私はついに決勝戦を観ないかもしれません。