指人形、はじめましたの行為と記録 Vol.4 「続々と完成」
「指人形、はじめました」が制作させていただいた指人形が司会を務めるミニ番組がHBCにて放送中です。YouTubeでも配信中。今週は牛が牛に感謝するシュールな展開を見せていました。
ゆびにん制作日記(2021.10.11 - 10.17)
金曜日にようやく次の作業に移行できました。
10/11 (月) 天使の羽完成。
10/12 (火) ターキーちゃんと天使を進める。
10/13 (水) ターキーちゃん髪と目完了。天使の目を付け始める。
10/14 (木) 天使10体完成。この指人形はしばらく作りたくない。
10/15 (金) ターキーちゃんとブッシュドノエルくん10体ずつ完成。この2種類もしばらく作りたくない。大きめのサンタとトナカイの指人形を作り始める。
10/16 (土) サンタ、ベース完了。トナカイ、胴体のベースのみ完了。
10/17 (日) サンタに手足をつける。トナカイ、首ベース完了。
観た映画
先週観た『プリズナーズ・オブ・ゴーストランド』があまりに酷かったので、園子温監督の初期短編を観て、自分の中での園監督に対する印象を緩和させました。
・ゴーストマスター(感想)
・コトバのない冬(感想)
・ロマンス(感想) ☜ 好き
・赤い河(感想)
・エストラパード街(感想)
・ヴィダル・サスーン(感想)
・風(感想)
・おとこのこ(感想)
・ジングル・オール・ザ・ウェイ(感想)
・LOVE SONG(感想)
・父の日(感想)
・ヴァギナ&ヴァージン(感想)
・卵の番人(感想) ☜ 好き
読んでいる本
篦棒な人々 戦後サブカルチャー偉人伝/竹熊健太郎(河出文庫)
石原豪人氏のインタビューを読み終え、川内康範氏のインタビューを読んでいます。返却期限が迫ってきたので早く読み終えないと…
無駄なマシーンを発明しよう!〜独創性を育むはじめてのエンジニアリング
/藤原麻里菜・著、登尾徳誠・監修(技術評論社)
日々「無駄づくり」をされているクリエイター・藤原麻里菜さんが、惜しげも無く無駄なもの生み出し方を教えてくれる本。対象者はおそらく小・中学生だと思うのですが、大人が読んでも楽しめます。真面目な文章のあとに藤原さんの心の声みたいのが書かれていたりするのがツボでした。そして「第1章 無駄なものをつくってみよう」と「第7章 アイディアを考えよう」がめちゃくちゃ参考になります。
ボツになったアイディアを未来の自分がリサイクルしてくれるかもしれない(P.143)
という言葉には「ハッ」とさせられて、過去にラフだけ描いたけどまだ作ってないゆびにんを作ろうかな…と思いました。とりあえず思いついたものはメモしておく習慣も身に付けたいところ。
藤原さん出演回のセブンルールを見て驚いたのは2日に1つ作品を完成させるというそのスピード!完成間近になると作業に飽きて、しばらく放置しまうこともしばしばな私にとっては見習うべき姿勢…
今週感動したこと
「プロフェッショナル 仕事の流儀」の人形操演・山田はるかさんの回。
正直、この番組は見ていて「この人プロフェッショナルか…?」と首を傾げてしまう回も多いのですが、山田さんはどこからどう見ても完璧にプロフェッショナルな方でした。ねほりんぱほりん(以下、ねほぱほ)の収録現場を訪れ、インタビューされている方の生身の姿を見て、どんな癖があるか、喋り方はゆっくりか早めか、頷きの頻度は多めか少なめか、細かくメモを取りそのメモを眺めながら操演している姿を見て、こういう人が操演しているからこそ養子の回のような視聴者の心を打つ回が生まれるんだなと思いました。ねほぱほはどの回も人形に魂が宿っているように見えるのですが、あの回はとりわけすごかったですね…あと、全然毛色が違うのだとナンパ師の回とか。きっと生身のあの人もあれくらい落ち着きなかったんだろうと今回番組を作っていく様子を見ていて思いました。
人前に出るのが極度に苦手なのにも関わらず、自分より下の世代が操演の業界に入ってこないことを危惧して出演したという理由が立派で「私もこういう態度を見習うべき…」と思いました。きっとそれだけ操演の仕事に誇りを持っていて、後世まで残って欲しいという切なる気持ちの表れなんだろうなあ…何時間も同じ姿勢を取り続けるため月4回整体に通う必要があるほどハードな仕事で、さらに操演する人形は何kgってものもざらにあるようだったので、人形の作り手はもっと軽量化に努めてあげて…とか思いましたねえ。私は完全に作り手側なので使う人のことを考えて作らなきゃいけないな…
さらに生い立ちからこの仕事に就くまでの経緯に至るまで、ねほぱほのあのブタの人形を操演して再現ドラマを作っちゃっているのがこの回の画期的なところでしたね。操演の仕事をしているシーンは、人形が人形を操っているという凝りっぷり…とんでもない労力がかかっています。通常回の何倍もの濃さがある回でした。録画したものを見たので、DVDに焼いて創作で腐りそうな時に繰り返し見ようと思います。
我が家のかわいこちゃん
切手型の穴あけパンチ。
フェリシモで数年前に購入しましたが、充実している文房具屋さんなら今も置いてるかも。ちっちゃい名刺を作る時に重宝しています。過去に切手型シールを自作した時にも使ったりしていました。ひとつ難があるとすれば、名刺やシール台紙は厚めなので1枚ずつパンチしなければならないこと…心を無にして使うことが肝心です。
今週思った身も蓋もないこと
コーラはクラフトしなくていい。
(初めてクラフトコーラなるものを飲んだのですが、シナモンの味が強すぎて、舌がコカコーラの配合を正解と思っているためか不味く感じました…自家製ジンジャーエールなんかはどこの店で飲んでも美味しいのにな…)
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