見出し画像

指人形、はじめましたの行為と記録 Vol.174「かけあし仙台旅行」

ゆびにん制作日記(2025.01.13 - 01.26)
旅行していた関係で更新出来なかったので2週間分まとめました。

1/13 (月) ラベンダーティー完成。
1/14 (火) バタフライピーティー完成。
1/15 (水) ローズヒップティー完成。
1/16 (木) - 17 (金) 制作休み。
1/18 (土) - 20 (月) 旅行のため制作休み。
1/21 (火) ローズティー完成。
1/22 (水) ハイビスカスティー制作。
1/23 (木) ハイビスカスティー完成。
1/24 (金) BASEにハーブティー6体を追加。

1/25 (土) 新・展示台の装飾について構想を練る。
1/26 (日) 欠品していたノストラダムスを制作。

先週今週で観た映画
・劇映画 孤独のグルメ(感想) ☜ 新作
・ゴールデンスランバー
 (仙台に行く前に久々に鑑賞。何度観ても面白いです)
・敵(感想) ☜ 新作


先週今週で読んだ本・今読んでいる本

『シャーロック・ホームズの凱旋』森見登美彦(中央公論新社)
読了。
読んでいる最中に「ホームズたちが何の説明もなく普通に京都で暮らしているのがいい」と書いたのですが、なるほど説明なしにする理由は後半で明かされるのでした。登場人物の性格はそのままに舞台を京都として新たなストーリーを構築するだけでも大変な労力なのに、異世界転生要素とかマルチバース要素が森見登美彦流に料理されているのが本当にすごい…と同時に小説家も色々と流行りを取り入れなきゃいけないんだな…と哀愁も感じました。
読みながらドラマの『SHERLOCK』を思い出していたのですが、聖典でメアリって死んでたっけ…?と思ったら、『空き家の冒険』の「悲しい別れ」という単語がメアリの死を示唆していると考えられているんですね。小学生で読んでりゃ気づかないわけだわ…
シャーロック・ホームズは「思い出」「帰還」の何篇かを読んでいなかった気がするので、シリーズ通してあらためて読みたいと思いました。

『死なれちゃったあとで』前田隆弘(中央公論新社)
読了。
自殺した大学の後輩のエピソードを中心に、著者の周りの人が亡くなった後のことが書かれているエッセイ集。
著者の前田さんは「自分に何か出来たのではないか」と考え続けたい、という考えを持っていらっしゃるのですが、私は逆に「自ら死を選ぶ人は何をどうやっても死ぬ」と思っているので、前田さんは人とちゃんと向き合っている優しい人だな…と思いました。自殺する人ってもともと自殺へのハードル設定がだいぶ低いんじゃないかと思うんですよね。どこかで自分で考え直してハードルを高く設定しない限り、タイミングがバチっと合ったら結局死んじゃう気がする…少なくともハードルを高くするよう考え直させる言葉を私は持っていないし、身近な誰かの言葉よりも不特定多数の人に向けた本とかの方がきっかけになるんじゃないかと思いました。一人の人間の考え方を変えるには、まずその人自身が自分で変えようと思わなければならないし、考え方の癖を自覚的に直していかない限り変えられないと思うんですよね。それをやってもなお変えるのは難しいでしょうし…私は『完全自殺マニュアル』で具体的な失敗例を読んで、改めて自殺のハードルの高さを感じましたし、死にたい人ほどあの本を読んだ方がいいんじゃないかな…

全体的に加筆・修正されていますが、大きく異なるのは、私家版出版後の後日談が追加された「永遠の保留」、雨宮まみさんについて書かれた「完結はしない」、岩井秀人さんとの対談が収録されている点でしょうか。逆に私家版のみに収録されているのは「情けないですけど」「人生のスポットライト」「世界の中心を探しに行く」。私はこの3つのエピソードも好きだったので、私家版買っておいて良かったなあと思いました。岩井さんとの対談に出てきた同級生の話は「人生のスポットライト」に登場する方のことだと思われるのですが、単行本に収録しちゃうと何か差し支えがあったのかな…もしくはこの3編は生きている人の話だからあえて収録しなかったのか…単行本を読んだ方は機会があったら私家版もぜひ読んでいただきたいです。

『ナオタの星』小野寺史宜(ポプラ文庫)
読了。
本と雑談ラジオで2019年に課題図書になっていて、いつか読もうと思っていたのをようやく読みました。400ページ強あったのですが、2泊3日の旅行で読み切るのにぴったりなボリュームでした。
主人公はまだデビュー出来ていないシナリオライターでして、シナリオをわざと鑑賞者が想定するであろう展開にしたり、予想を裏切ったりというバランスについて書かれている部分が作中にあったのですが、本作自体は私にとってはまったく展開が読めない作品でした。登場人物も次々と出てくるし、話もどんどん変化していくので内容的にも旅行中に読むには適していましたね。登場人物が全員勘が良すぎる点が少しひっかかりましたが、まあフィクションだもんな…と思って読み進めました。何か特定のジャンルに当てはめるとするなら恋愛小説なのかもしれませんが、友情の話でもあるし、夢についての話でもあるし、老若男女問わず楽しめる気がします。
作品の性質上、前情報を入れずに読んだ方が面白いので具体的なことは書きませんが、主人公が朝食を楽しいと感じるシーンの描写がとても好きでした。その幸せを自分のものにしてやろうとしないところに主人公の善良さが表れているし、私は彼のような行動は取れないなと思いました。

『池上商店物語 少女の目でみた昭和史』池上芙佐子
読んでいる最中。
かつて札幌にあった池上商店を中心として戦中・戦後の思い出を描いたエッセイ。『池上商店夢の商家館』という本を同時に借りていまして、本作と連動している部分があるようなので読んでいます。

かけあし仙台旅行記
Sparkleの惑星Xというツアーを開催中のTHE YELLOW MONKEY。
BLOCK1~3まで分かれていて、昨年のBLOCK1は札幌(hitaru)でも開催されたため当然参加できまして、アルバム『jaguar hard pain』30周年ということで『Sparkle X』とミックスされたセトリだったのですが、今年は『smile』と『FOUR SEASONS』の30周年…BLOCK2はセトリに『smile』の曲が入ってるっていうじゃないですか…それは絶対に行きたい!
というわけでリセールで仙台サンプラザホールのチケットを取りまして急遽仙台旅行となりました。
12日に取って18日に出発。我ながら突発的だ…

1/18 (土)
新千歳空港から仙台空港へ。

さすが仙台。サンドウィッチマンがお出迎え!

早めの夕食。炭焼牛たん東山。

仙台定食。白い方の肉がうまいと思ったら豚肉でした…

1/19 (日)

朝食。週末麵処らくら ひとしな。

開店15分前くらいに着いて3番目でした。その後続々と列が…
赤鯛茶。おいしかったです
真鯛清湯そば。とてもあっさりしてました

お菓子「霜ばしら」の様子を確認するべく九重本舗玉澤へ。
10時半頃だったと思いますがすでに売り切れ。
明日朝から並ぶか…と覚悟を決め、カメイ美術館へ。

こけし。
蝶。圧巻です
羽が透けてる蝶・スカシジャノメ
モルフォチョウ。眺める位置によって色が変わるので肉眼で見た方がずっと美しいです
これも蝶
ひええ…
蝶以外の虫もいました。これはテングハゴロモ。水色が入っているのがかわいい


撮影禁止になっていた特集展示の蝶のポストカードと切手も素敵でした。切手に押された日付印が蝶になっているものもあったのですが、それが海外のものだったりして、一体どうやって収集を…?と驚嘆するばかり…そのほか、藤田嗣治や札幌ではおなじみの三岸好太郎・節子の絵画もありました。300円と破格の入館料で素晴らしいコレクションが眺められますので仙台に行く機会がある方はぜひご来館を!

道内では北広島のエスコンにしかないいちびこがホテル近くのショッピング施設にあったのでショートケーキを購入。

甘さがひかえめすぎてとりたてておいしくはなかった…


Fortune Moon Cakeの生月餅を夜食用に購入。

薔薇あん✕求肥の「吉祥文様」とブルー生チョコ✕白ねりあんの「寿」
「寿」は紅茶の味が濃くておいしかったです

おみやげを色々と購入。
ホテルに戻り、ショートケーキを昼食代わりに食し、しばし休憩。

ライブに行く前に阿部蒲鉾本店へ。

ひょうたん揚げ。アメリカンドッグの中身がかまぼこ版。
おいしいけれどこれならアメリカンドッグでいいな…と思いました

仙台サンプラザホールへ。

円形なので3階最後列でもステージに割と近く見やすい。たぶんhitaruの3階席より近い。

今回は座席が左寄りだったこともありヒーセの演奏を主に見ていました。ヒーセのステップを踏みながらのベースプレイが好き。
『嘆くなり我が夜のFantasy』でロビンの声がガラガラになり、すわ中止か…!?と思いましたが、その後は持ち直し、ライブは無事完遂されました。『争いの街』と『BURN』が特にグッときました。『smile』の曲いっぱいで満足…行って良かったー!

1/20 (月)
朝食。札幌に1軒だけ生き残っていたイタリアントマトが1月末で閉まってしまうので仙台でお別れのパスタ。札幌で行けって話なんですけれども、桑園はちょっと行きづらいので…

モッツァレラチーズのトマトクリームソース。これがうまいんだ…

九重本舗玉澤で霜ばしらを購入。
メディアテークのミュージアムショップで買い物。

和菓子まめいちへ。

一の重。お雑煮。
自分の家のお雑煮しか食べたことがないので新鮮でした。
あっさりしていておいしかったです
二の重。和菓子「夢の玉(至福)」と抹茶。
錦玉羹ってものを初めてちゃんと食べた気がします。おいしかった…
札幌にあったら通っちゃいそうなくらい居心地の良いお店でした

『ゴールデンスランバー』のロケ地、勾当台公園へ。

ステージの前のマンホールはありませんでしたが
ステージの裏手にはひっそりと存在していました
力士の銅像珍しいなあと思って撮った写真
肉感がすごい
空港で食べた東北のローソン限定のはらこ飯おにぎり。おいしかったです

ライブ遠征ってこれまでは東京しか行ったことなかったんですが
まったく別の土地のチケットを取ってついでに旅行しちゃうの結構いいかもしれませんね。
次のツアーの時には札幌と同時に中国地方か九州のチケットも取っちゃおうかな。

おまけ。
おお…!と思ったもの。

ゴールデンイーグルス自販機
災害対応用自販機。初めて見たんですが札幌にもあるのかな?
かわいい停留所
仙台ならではの天気予報

おみやげ色々。
そうそう仙台に行くこともないだろうなーと思い、色々買い込みました。

仙台のものではないおみやげ
新千歳空港で買ったおみやげ。
右上はSNOWのバター飴。市内で見たことがないので買ってみました

いいなと思ったら応援しよう!