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お世話になったご近所さん

どうしても、この出来事を記したかった。
昔住んでいた家のご近所さんの話。

上の子も可愛がってくれて、下の子が生まれるとお祝いに来てくれて。
いつも笑顔が素敵なご夫婦で、朝の散歩を2人でしていて、仲良しのご夫婦。
こんな夫婦になれたらなぁなんて思っていた。

引越しして、しばらくそのご夫婦に会っていなかったけど、少し前に旦那さんに、久しぶりに会った。
「お久しぶりです!」そう声をかけると、「奥さんが亡くなったと…」

その時は、驚いて、「そうだったんですね」としか言えなかった。

旦那さんとお別れしてから、「挨拶にいきたい」そう思ったけど、『今度お邪魔しても良いですか?』の一言を伝えられず、また会ったら言おう!と思い、月日が経ってしまう。

だけど、やっぱり忘れられなくて、声をかけてもいなかったけど、いつも良くいただいていたお菓子を持って、この前挨拶に行った。

癌だったこと、あっという間だったこと、転移もしていたそうで、それに気づいてあげられなかったと教えてくれた。

奥さんが大好きで、健康に気を遣う素敵な方。
奥さんのたくさんの思い出の写真と、綺麗に整ったお部屋。
自分で自炊して健康に気を遣い、よく歩いて運動すると。

奥様とは、お年玉を交換したりもしていたんだって。

以前あった時より、身体付きも表情もなぜか元気そうに見えて、すごいなぁと本当に心から感心した。

本当にあったかい人で、本当にいつも子どもたちに良くしてくれて。

なぜか、心がぽかぽかして、パワーをもらったというか、元気をもらったというか。こんな風に歳を重ねられたら、そう思った。

そんな気持ちで溢れて、本当に温かい気持ちになり、何かが溢れて止まらなかった。

そんな気持ちを子どもたちが図書館で絵本を選ぶ中、夫に話していると、「図書館では会話は…」と。

申し訳ありませんでした。気持ちが溢れてしまってw
そんな、やっちゃったエピソードもあるけど、本当に温かい気持ちにさせてもらった。

旦那さんからは、寂しい感情も垣間見えたけど、それでも元気に、生きている旦那さんの姿が眩しくて。

また、会いに行こうと思う。

【与える人】
こういう方のことを言うのかなと思った。
本当に見返りも求めず、本当にただただ与える人。
こんな素敵な人に私もなりたい。

そう思ったある日の出来事でした。

図書館で怒られている場合ではないねw
反省です…

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