執着を生きる
連日厳しい世の中だ。
と言いたいが、私の中では正直世の中元から厳しい。
具体例でいうと、コロナ自粛により同棲中の彼のZOOM飲み会で女友達と話している。
厳しい、厳しいよ。死んでくれって思ってしまう、このクソ面倒な自己肯定のない爆弾女の前でそんなことしないでくれ。
でも私もただ単に苦しいのではない。
私と彼は恋人という枠を抜ければめちゃくちゃ他人、そして年の差もあるので共通の友達がいない。
なのでこのZOOM飲み会により、私以外の異性との対応を初めてみることになり、めちゃくちゃ凹んだ、めちゃくちゃ。いまも思い出して泣いてる。我ながら面倒くさい。
彼との出会いの発端はナンパなので、もうそれは女に優しい。女大好き。
(女好きは目についた女に優しくしなきゃ気が済まないのです。これテスト出ます。嗚呼)
まあ優しい、いや、あたしも久しぶりという頻度で話せばもっと愛想よくケタケタ笑いながらスマホの充電が2%になるまで楽しく会話できるのかもしれない。ぐすん
しかし今はわたしたちは毎日一緒だ。休みの日はお互いやることはやってるが24時間家で一緒。
私は私生活で、起きてから寝るまで割と多めに怒られ、ラブタイムを仕掛けようとしたら怒られうざがられ、何か結果をだすと「偉いねえ」とめちゃくちゃ上から、上からすぎてもうよくわからない方向から褒められる。そこありがとうだよチクショウが!!!!!!!!!!!!(2回目の涙腺崩壊)
一緒に暮らしてはいるが、まだ籍もいれてない、割と付き合った序盤からこういう関係性だったが、もうコロナの渦中の中密室状態なので思考がゴミになっている。悲しい。哀しい。カナシイ。KANASHIIIIIII...
こんなんで私の人生最難関課題、自己肯定感の爆上げはできるはずもなく、ただの質の悪い酒飲みメンヘラに成り果てる。お父さんお母さんごめんなさい。
そしてますます彼にウザがられる。きっともう電話をコソコソやり始めるのかな。東京の女友達に電話してたし、これから東京出張増えるかなあ。(爆泣)
という妄想も止まらず、酒は盛ったものの寝れるわけもなく、無限ループは長い夜の中永遠と続く。
眠れなさすぎて不安を紙に書いてみたけど重すぎて思考停止になった。解決策とかの問題でもない気がして、意識が遠のく。
この渦中にひとりグルグルしているので助け出してくれると
当初は思っていた。
忘れていたが彼はとてもとても賢い。そしてモテる。
が、女の思考を絶対読もうとしない。
「いや汲んでやらねえよ??????」と言わんばかりの男としての0点を叩き出してくる。いやもうここまでくると涙も枯れる。一応嫁になる予定の方があなたのことで泣いてるんですけど。
それでも私は彼と一緒に生きていたい。なるべくわかり合いたい。だって楽しいし面白いしかっこいいから。(顔かよ)
そして人に言うとものすごく心配されるのだが、彼の中の物を何となく信じていきたいと、強く思ってしまったからだ。
でもその「執着」は私の弱さなのだ。ずっとずっと棺桶までつきまとう、ズッ友のような存在。ドン引き。
だから、呪文のように、自分を呪うかのごとく言い聞かせてる言葉がある。
「おごらず、他人と比べず、面白がって、平気に生きればいい」
これは約2年前亡くなった、樹木希林の言葉だ。
一人暮らしのとき、この言葉を玄関のドアに貼り付けるくらい大好きだった。
この言葉を心に置くことで、
何か救われて自分の中が少しだけ片付いていく気がした。
もしかしたら一緒にいない方がいいのかもしれない。甘い同棲生活なんてない、多分これからも。
でも私の中のひとつの「強さ」としての落とし所として、この人の隣で生きていってもいいのかもと、勇気をもらえた。
樹木希林も言っているが、その強さで男女平等を掲げたいとか優しくされたいとかそういうことではなく、女という枠内でも自分自身としても、適正な場所を探してそこで強くなりたいと思う。
今も悲しむこと憤ること死ぬほどある。もうお互い死にそうだ。
年も性別も生まれた場所も経験も仕事場も違うのに、どうして平気な顔でそんなことを言ってしまえるのか、してしまえるのか、甚だ疑問だと思うことの方が多い。
もう彼はこの家を出たいのかもしれないとか、どうでもいいことを考えてしまうときもある、正直一生平気で生きるのは難しいのかもしれない。
それでも今は、この人生一回の中、苦しい厳しい世の中、彼と出会えたことを
もっともっと面白がりたい。
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