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真の深刻劇場はここでした、親子の絆って。未だ自問自答してます。 8

私が怒り恨みをもっている限り子ども達の心も荒れていたんです

※アメブロで2014年に書いた「自分史」を加筆・再考し掲載しています。


そんなことがいろいろあった
次男が中一の夏ごろ

長男が完全に仕事にいかなくなりました。

昼間は寝ていて、夜になると遊びに出て行く生活。

もちろんお金はなく、お金をほしいと言ってきます。

勝手に盗られることは当時ついに
「自分の身体にまきつけておく」という
とんでもない方法で回避できりるようになったものの、

そのうちに、どんどん要求する金額が増えていき、
出せないと暴れるようになりました。

それはどんどんひどくなっていき、
私も怪我をしたり、部屋の壁がどんどん崩れました。

物は片っ端から壊し
家の中はみるみるうちにボロボロになっていきました。

私ももちろん、お金を出せないことについでに
仕事もしないことでけんかになります。

暴れると手のつけようがなくなるので
そうなるとうちはもう警察を呼ぶことが「日常」になっていました。

おまわりさんに何度も何度も説得されて
その時は落ち着いて帰ってくるのですが、

一夜明けるとまた同じことの繰り返しでした。

そんなある日。
次男が夏休みを終え、二学期が始まったころ。

次男の学校から電話がありました。
なんと次男が学校で荒れているというのです。

驚きました。

次男はどちらかというと
おとなしく、温厚で
よほどの怒りがない限り、
暴力、暴言を吐く子ではありません。

担任の先生から、次男は
「長男から無理やりにお小遣いを盗られて参っているようです」

と聞きました。

もうその頃は
家の中に長男がいる=ひとときもお金を手放してはいけない

…という家庭内なのにはりつめた状況になっていました。

長男がかえってくると、
次男に「ちゃんとお財布持っておきなさい」と言っているほどでした。

同じ家族なのに
同じ家に住んでいるのに

どうしてこんなことになるんだろう。

家にいても
心の休まる時間がありませんでした。

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それからしばらくして

夕方買い物から帰ってくると
家の中が異様な気配になっていました。

居間に次男が
仰向けに倒れていました。

その頃はもうできるだけ次男と長男を二人きりにしないようにしていたのですが
どうやらお金がなくなって突然帰ってきたようなのです。

私は慌てて次男を起こしました。

次男は視線が定まっていません。
「どうしたん?なにがあったん?」

思わず大声が出ました。

「おかね・・・・」
次男は視線が定まっていません。

そっか、私がいない間にまた盗られちゃったのか。

ふと、次男の首に目がいきました。

首が赤黒くなっています

「・・・・・!?」

見ると足にも、背中も
赤くなっています。

「首・・・・絞められたん?」

うつろな目のまま次男は言いました。

「もう、俺、どうでもいいねん」

「…」

もう、かける言葉が見つかりませんでした。

もう、長男と話し、暴力を奮われ、
夜中にパトカーを呼ぶという毎日にも
限界が来ていました。

わが子ながら、「もう、無理。」って。

そしてそれからしばらくたった大雨の日。
大きな決断をする日を迎えます。

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