恋愛にまつわるサービスでユーザーとどう向き合ってるか?-Insight Tokyo #1
この内容は、ユーザーを理解するための取り組みを共有するMeet Upで、発表したものです。@jnishimuさん、誘っていただいてありがとうございました!
発表した内容を、書いていきます。
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青野優です。2018年にDiverseに中途入社して、マッチングアプリのプロダクトデザイナーをやっています。入社してからはPoiboyをやっていて、去年の夏にYYCのチームに異動しました。
Poiboyのときはチームにデザイナー1人、YYCではデザイナー2人の割合でやっています。(YYCでは私がディレクター業に片足突っ込んでるので実質1.5人の割合…)
今日のテーマです。
恋愛にまつわるサービスで、ユーザーとどう向き合ってるか?について、話していこうと思います。
少人数チームで、1人でやってることの話だと思って聞いてください。
やってることは、ざっくり言うとこんな感じです。
今日は、ここの4つについて話していきます。
まずは、
この2つ。①当事者として体験する、②体験したことを俯瞰する、を続けて話していきます。
①当事者として体験する
いちユーザーとして体験しています。体験するだけで終えないで、素敵な人に会えてハッピーとか、振り回されてしんどいとか、その時々の感情や状況をなるべくメモするようにしています。
当事者として体験したあと、
あのとき嬉しかったり、しんどいなぁと思ったのはなんでだろう?と考えてみます。
この発言でこう思ったんだよな…とか、
あの人がその発言をしたのは、きっとこんな背景があるから…とか、
私とあの人で認識の違いがここであったんだろうな…とか。
でもでも、
出会いや恋愛に関して、冷静にふり返ることは結構難しいので、
(私がモテないから…、あいつがクズだから…と主観でふり返ってしまう)
私はなるべく本を読んで、体験をふり返るようにしています。
出会いとかその後に続く恋愛は、人類の永遠のテーマなので心理とか関係の構図について書いてある面白い本がいっぱいあるんですね。
本に書いてある客観的な眼差しを通して、自分の体験をふり返るようにしています。
実際の活用例はこんな感じ。
Poiboyに似てるなぁと思った体験をしました。それがホストクラブだったんですけど、そこで女子がハマる人たちってどんな要素かを抽出して、コンセプト再設定に役立てたりしました。
🔗アプリのコンセプト文をチューニングした話
そうやって、
自分の体験のことが見えてくると、今度は
他の人は、どうなんだろうって気になります。
ここでやっとインタビューかと思いきや
いや、ちょっと待って。
他の人の話を聞く前にですね、まず「恋愛まわりの話は、その人にとってめちゃめちゃプライベートな話」ってことを忘れてはいけないと思います。友人にですら話す相手や内容を選びますよね。
インタビューにせっかく呼んだのに何も話してくれなかった、とか 話を盛られてしまい辻褄のあってない内容になってしまった、などの失敗しやすいので、なるべくそういったことを避けるために
③自己開示をする(発信する) をやっています。
まずは自分の話からすることで、まぁ話してもいいかな と思ってもらうようにしています。
さっきの①と②の内容を話すことで、他の人も「私も同じことがあって…」とか「自分のときはこうだったんだ」とか言いやすくなります。
自己開示をすることで、まわりの人の話が入って来やすいような環境に近づけていけると思っています。
具体的には、
社内の人向けにSlackで雑談したり、外部に向けてTwitterでネタになってることを言ってみたりとか、
そこでは話しきれない、詳細なエピソードや悶々としてることをnoteに書いたりしています。発信することで言語化されていくので、自分の理解も深まるメリットもあります。
月に2~4回は更新してるので見てちょ!!
🔗恋まわりのテキストラジオ
そうしてやっと、次にインタビューです。
私の場合は工数や やれる人は限られているので、手頃に自分でやれるところからやっています。このときはbosyuを使いました。
bosyuの応募者と、普段の自分のイメージを知ってる知人がbosyuをきっかけに紹介をしてくれたりして
1ヶ月くらいで、8人の人に話を聞くことができました。
インタビューの内容から、UIのヒントを得たりしました。
どんな内容かというと、「機能はわかるけど、それを実際にどう活用するかはわかんなかった。自分から誘うものなのかすら、最初は分からなくて戸惑った」という話から、行動を促してあげるようなUIに改善しました。この改善でメッセージの送信率は上がりました。
🔗【Poiboy】Androidのトーク画面のデザイン変えました
はい。だいたい今日のメインは話しました。
あとはこの2つですね。
アンケートをとったり、数値を見たりもしています。
ユーザーに対して利用状況や目的を聞いて、改善のポイントに役立てたり、
数値を見たりしています。
数値をみるのはすごく苦手なので、自分にとってわかりやすいツールから始めてみたり、得意な人に教えてもらったりと、少しずつ範囲を広げています。
(KARTEのおかげで、LookerやFirebaseの苦手意識が少し薄まりました!プレイドさんありがとうございます!!!!!)
以上が、私が具体的にやってることの紹介をしました。
もう少し話すと、
前半は「広い視野で、色んな切り口からユーザーを捉えにいってる」なぁと思っています。イメージで言うと色んなところを散歩して、ヒントになるものを拾いに行く感じです。
後半は「仮説と確度を持ってユーザーを捉えにいく」感じです。情報を集めて、的を定め、そこにボールを当てに行くような感覚だなぁと思いました。
これで、話は以上です!
ありがとうございました!
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