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「イシューからはじめよ」を読んだメモ


コンサルの人の書く本は面白くて好き。
自分のまとめ方がこの本の意図として正しい自信があまりないからドキドキ。


安宅和人著「イシューからはじめよ」

バリューのある仕事、すなわち「限られた時間の中で質の高いアウトプットをする」ための本。

バリューのある仕事をするために…
①イシューを見極める
②イシューを明確化(言語化)する
③イシュー起点でストーリーラインを組み立てる
④実際の分析を進める
⑤伝えるものをまとめる

⓪イシューとは?
・集団の間で決着のついていない問題
・根本に関わる、もしくは白黒がはっきりしていない問題

バリューのある仕事とは、
・解の質だけでなく、解くイシューの質が高いもの

①イシューを見極める

良いイシューの3条件
・本質的な選択肢であること
・深い仮説があること
・必ず答えを出せること

イシュー見極めのために仮説を立てる
・必要な情報や分析するべきことがわかる
・分析結果の使い方や意味合いがよくわかる
・深い仮説のために…常識の否定or構造化

自分だけの視点で答えが出せる可能性を常に気にする

イシュー特定のための手がかりを得る
・大筋の情報から推測する肌感覚を身につける
・一次情報に触れる
・基本的な情報は決め打ちせず調べる(基本的な数字、通念的な問題意識、フレームワークの前例、など)

なにがイシューかわからないとき
・変数を削り、見極めポイントを整理
・グラフ、イラスト、図などで視覚化
・逆算して考える
・So what? を繰り返す
・極端な事例を考える


②イシューを明確化(言語化)する

他の人との共通認識のために、言語化は必須。
・主語と述語を使う
・シンプルイズベスト
・whyではなくwhere、what、howの形をとる
・比較表現を入れる


③イシュー起点でストーリーラインを組み立てる

絵コンテをつくるイメージ

⑴ イシューの分解、サブイシューの生成
・全体像を見やすくする
・サブイシューの優先順位を明確化
・where, what, howに分解する
・サブイシューにも仮説を立てる

⑵ サブイシューに基づいてストーリーラインを組み立てる
・ピラミッド構造(why並列型or空雨傘型)

⑶ 分析イメージ、分析手法、情報源などをチャートにまとめる
・どんな結果が欲しいか?を起点に分析イメージをつくる
・分析の精度は仮説に基づいてあらかじめ決めておく

⑷ 軸の整理、具体化
・原因軸(条件)と、結果軸(評価)を整理する
・数字を入れる


④ 実際の分析を進める

サブイシューの中で根本に関わるものから順に分析する。バリューが同じなら、手早く終わるものからはじめる

分析とは、比較のこと
・比較
・構成(全体の中での部分の比較)
・変化(時間軸上の比較)

分析上の注意
・やり方には固執しない。やり方よりスピード。完成度より取り組む回数
・答えありきの分析はダメ。都合の良い見方もダメ。自分の仮説を否定する情報、分析も集める
・トラブルはうまくさばく。技を磨く、他力に頼る、見切りをつけておく


⑤ 伝えるものをまとめる

論文やプレゼン資料にまとめる。

・本質的でシンプルなものに。無駄をなくすことで相手の問題意識を高める

論理構造を確認、見直し
→流れを磨く(紙芝居形式の荒磨き)
→エレベーターテストに備えたレベルまで染み込ませる
→メッセージ、タイトル、サポートの3要素でチャートを磨く。1チャート1メッセージの徹底
→メッセージの表現方法を見直す


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