はるなーノーツ 「Ring the bell」
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こんにちは。発売まであと3週間ほどになりました。
先日、去年のCarol Nightの時に杉田知洋江さんに撮っていただいた写真が届きました。このDewのnoteのトップやアイコンも7年ぶりにリニューアルです。
この7年間、お互いに積み重ねてきた時間が、二人の表情に出ている気がして、杉田さんに撮ってもらえたことも、そこに写る自分たちと、周りを取り巻く空気、色、全部が好きでした。
写真は一瞬を切り取ったものだけど、そこに映る自分は、過去からその時点までの全てを映し出していると思います。だから、あの写真が「好き」あの中の自分たちが「好き」と思えた、ということは、この7年間が「好き」だということなんだろうなって思えて嬉しくなりました。
さて、そんな7年ぶりのニューアルバムに収録されている曲たちですが、
「Ring the bell」について今日は書こうかなと思います。
この曲はアルバムを作ろうという話になってから、割と最後の方にできた曲で、活動を再開した時にはまだ完成していませんでした。悠の中には所々フレーズや、曲のイメージみたいなものはあったみたいなんですが、全体像を聞かせてもらったのは少し後だったと思います。去年のCarol Nightの結構直前だったかな。
この曲を聴いた時に、歌詞の中の主人公が大切な相手の様子を探る感じというか、距離感をはかる感じ、その気持ちの動きがとても可愛いなと思ったし、そんな空気感が「Ring the bell」というタイトルに集約されていて「お〜」と思いました。
みなさんはどんなベルの音が聞こえましたか?
私は、「チリン、チリン♪」と頭の上の方で耳をくすぐるような高くて小さなベルの音、そんな音が聞こえたように思いました。除夜の鐘みたいなやつじゃなくて、教会の鐘でもなくて、小さくて、鈴のようなベル。
本当のところはどうかは私も悠に確かめてはいないですが、でも、そんなイメージを壊さないようにしたいなと思いながらこの曲はレコーディングを進めました。
実際の音入れの時には、この曲は悠がギターを何層にも分けて録って、リズムなどもかなり凝って悠が入れてあったので、私はシンプルに、そして低音の方で支える感じの音入れに徹しましたが、最後のコーラスの掛け合いとかはとっても楽しかったです。
コーラス入れに関しては、離れていてもピアノより息が読みやすいので、リモートでもストレスはあまりなくやれましたが、悠と一緒に歌える感じが久々だし楽しくて、ついつい入れすぎて削られたりしました(笑)
他にも、入れては削り、削ってはやっぱり入れたり、そんなやりとりを繰り返しながら、落ち着くべきところに落ち着いたんじゃないかな、と思います。
恋していようとしていまいと、聴くと歌詞にもあるように、なんだか「幸運の扉」が開くような、そんな「いい予感」がする曲。
ぜひ、聴いてみてくださいね。
春奈
Dewのニューアルバム「二人の時計」9・21発売
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