振り返る
今日は、レコーディングのために、某スタジオに一日中籠り。10000年分くらいギター弾いた。コーラスも手伝った。満足してもらえて、満足。
普段バカスカ写真撮りまくっているのに、こういう、記事のネタになりそうな時に限って、いつも撮り忘れる。まぁそういう空気でないって理由もあるのだけれども。
自分の不動のメインギターは、SugiのDS496M SSS……要は3シングルピックアップのモデル。珍しいでしょ。レアよ。ボクが19歳くらいの時に手に入れて、以降ずっと使ってる。コイツ以上に上手く扱えるギターは他にない。そのくらい手に馴染んでる。どんな音でも出せる。たぶん、コイツだけは、一生手元に残り続けるんだと思う。ボロッボロだけど、キニシナイ。手放す気がないから。
で、ここ最近は、SuhrのModernCustomもメイン入り。今年頭にアメリカツアーに行ったときに、現地で手に入れたやつ。色はピンク。好きなんだよね、ピンク。当然良い音ではあるんだけど、まだ全然慣れていない。フツーに弾けば、そりゃフツーに鳴るんだけど、鳴らしたい音が鳴らせない時が多々ある。下手なのだろう。ピッカピカだし、むっちょ気を遣う。手放す可能性が無きにしも非ずだから。
で、今日は、上記の二本以外にも色々使った。特に、レスポールを結構な割合で弾いた。ボクに一番似合わないと言われるカタチである。好きなのに。背が高いから似合うと思うんだけど。あいにく、構えるポジションが高いからか、すこぶる評判が悪い。好きなのに。好きなのに。
実は、レスポールも二本持っていて、一品はギブソンのカスタム黒。所謂ブラックビューティー。まぁ悪くはない。キタナイ音が鳴る。別に悪い意味ではない。じゃじゃ馬なのよね。使い道を選ぶ。ワイルドとでも言っておけばいいか。ラッカーで扱いが面倒だから、気軽に弾く気になれない。
で、もう一本、なんとエピフォン。こっちもカスタム。色はチェリーサンバースト。これがまたとてつもなく良い音が鳴るのさ。というか、下手したら、自分の手持ちの中で一番良い音が鳴る。これ本当。なにやっても上手くハマる。それくらい良い音。なんというか、ちゃんと自分の想像するギターの音が鳴るのよね。ボクの耳がアレな可能性も高いけど。こっちはポリだし、なんせヤスモノだから、気軽に弾ける。でもそろそろフレット交換しないと、音が出なくなりそう。
レスポールって、ほんと綺麗だよね。楽器って感じがする。音も、ギターって感じがする。変なのもたくさんあるけど。観ているだけで、幸せになれる。まぁ、似合わないんだけど。ハイフレット弾きづらいし。でも、レスポールのハイフレットって、良い音出るんだよね。こう、フロントピックアップでさ、キュイーンって。育ちか。フラットトップにハンバッカー載せても、全くのベツモノだからね。音が前に出ないというか、おとなしくシングル載せておいた方が、フラットトップには合う気がする。気のせいか。
ギターは極力オリジナルのまま使う。今日弾いたのも、全部オリジナルの状態。強いて言えば、Sugiは配線が切れたから取り替えているのと、Suhrは元々付いていた木のノブがわけわからんくらい使いづらかったから、趣味の悪いノブに替えた。あと、セレクターの先っちょを、30円のヤスモノに替えた。ほんとそのくらい。ピックアップも替えない。ストラップピンは替えてるけど、それはまぁご愛敬。
周りの人からは、ほとんどの場合でギタリストだとは思われていないだろうし、正直、いまとなっては、自分もそんなに推してはいない。でもなぜか、指名で演奏の依頼をくれる人が、昔から一定数存在する。上手い人なんか他にいくらでもいると思うんだけどね。でも、光栄なことです。これからも、頼りにしてくれる人の期待には応えられるよう、それなりに精進しようと思う。それなりに。でも、あんまり上手くないから、やっぱり期待されすぎても困る。なんせ練習サボっちゃってるから。そりゃ昔は一生懸命練習していたけど、ボクはギタリストにはなれなかったタイプだから。
てなわけで、自分はギター弾き……というか、ギターが好きなんだなって、改めて思った。という振り返り。
あんまり長々と書いてしまうと、今後のネタがなくなってしまいそうだから、今回はこのくらいで。恐ろしくただの日記である。まぁいっか。
あ、音楽制作以外にも、ギター演奏の仕事も言ってくれれば喜んでやりますよ。自分にできることであれば。