Camp Re:Debut! -前編-
その日は突然に・・・
「ねーねー、明後日キャンプ行かない?」
それは、長野時代からのアウトドア仲間からのお誘いでした。
彼女はひと回り年上なのですが、お互いアウトドアを仕事としていたときがあったからか、妙に気が合い本音を言い合える数少ない友だち。
この突然のお誘いも彼女らしいと思いました。
静岡県のキャンプ場に行くとだけ言われ、二つ返事で行くとことに。
フットワークは軽いほうと自負していますが、今思うと、このときはホントよく行ったなと過去の自分に感心しちゃいます(笑)
白馬で11月にテント泊した経験はあるけど、2月にテント泊は初めてだったのでばっちり防寒対策しなくては!と、慌ててヒートテック系のアンダーウェア、百均でもこもこの靴下と毛糸の帽子、ドラッグストアでホッカイロを大量に購入。
他はありもので済ませることにしました。(カイロとダウンとパタゴニアのフリースで温かく過ごせました♪)
車を出してくれる彼女が大物のギアを用意してくれることになったので、私はおいしいキャンプご飯を作るべく、買い出しと仕込みを担当。
約7年ぶりのキャンプにわくわくしながら、押し入れからギアを引っ張り出し、迎えに来てくれると言うので適当にパッキングして当日を迎えました。
〇〇魔で〇〇〇坊な彼女
そして迎えた当日。
彼女から、準備終わってなくて迎えに行けないとの連絡・・・
彼女が遅刻魔なのをすっかり失念してました。
てか、誘っておいて準備終わってないって・・・どういうこと?
と、ぶーぶーツッコミを入れながら、電車で1時間半かけて、彼女のお家の最寄り駅まで移動する羽目に・・・
そして、駅でも30分くらい待たされる始末(笑)
普通のバックに適当パッキングだったから、持って歩くのが本当に大変だったので未だにこのネタで彼女をいじってます(笑)
ようやく合流したのも束の間・・・
移動の途中途中で、あれ忘れた!これ持ってきてない!の応酬・・・
彼女が忘れん坊さんなのも失念してました(笑)
そんなこんなで珍道中しながら、キャンプ場近くのスーパーで食材とお酒を買い込み・・・いざキャンプ場へーーー!
聖地△になる前の聖地△へ
遅刻魔で忘れん坊な彼女がチョイスしたキャンプ場は・・・
なんと、富士山どーーーん!な「ふもとっぱら」でした!
その手前の施設に宿泊したことがあったり、キャンプイベントの運営手伝ったりで、朝霧高原は以前からご縁があって何度か訪れていましたが、その奥にこんな素敵なキャンプ場があったとは・・・
びっくりとともに富士山とキャンプ場の雄大さにとても感動しました。
感動もそこそこに、遅刻魔な彼女のせいですでに日が傾きはじめたので、急いでテントの設営を・・・
の前に、かしゃぷしゅ♡
富士山とかんぱーい♪
朝から彼女に振り回され、いろいろカラカラだったのもあるけど、富士山と乾杯したビールは最高においしかったー♪
ちなみにキリン派です♡
心に誓ったこと
彼女が準備してくれたテントは、職場で廃棄予定だった「傘テント」
どこのメーカーさんのだったか忘れちゃったけど、傘を開くようにしてテントが設営できてしまうという、いわゆるワンタッチテントだけど・・・
激重だったし、サビついてるのかなかなか開かないし、骨組み折れてるし、開いたら開いたで留まらないしで・・・
ある意味すごいスペックのテントでしたが、なんとか設営!
このとき、傘式のテントは絶対買うまいと心に誓ったのでした。(お使いの方、すみません・・・)
西の空に一番星が輝きはじめ、とっぷりとふもとっぱらも日暮れ。
夜ごはんの仕込みはばっちりだったので、慌てず騒がず準備開始。
メニューは、
豆乳鍋に〆はおうどん
キノコのアヒージョ
ホットワインとチョコ
彼女がテーブルを忘れてきたので、スーパーで段ボールをGetしてテーブル代わりに(笑)
それにしてもお鍋って優秀ですよね。
食材放り込んで出汁類で煮込むだけで、最高においしくて体が温まるご飯ができちゃうんですから、考えた人はホント天才です♡
浦島太郎な二人
2月上旬だというのに、焚火なしでご飯食べたり、ホットワイン仕込んで飲んだりと、富士山眺めながらまったりと外で過ごしました。
周りを見渡すと、煙突からもくもく煙が出ているとテントもあれば、キャンピングカーで来ている若者たちもいるし、あのウサギのマークのメーカーって昔あった?なんて、二人とも浦島太郎状態な会話を展開(笑)
ここ数年で、キャンプスタイルが様変わりしていることを肌で感じた夜でした。
Moon light
それなりに寒かったけど、思っていたほどでもなくて、焚火なしで20時頃まで話し込んでいたら、山の端から・・・
とっても感動的な瞬間をみれたことに、二人で静かにわーきゃーはしゃいでしまいました。
太陽が昇ってくるかのように、とても明るいお月さまは、これまで見たことがないすごく幻想的で・・・
その明るさは灯りがなくても足元が照らされるくらいで、本当に素敵で幻想的な月夜のふもとっぱらを堪能できました。
でも、まさか・・・
このあとにあんな目に合うとは、このときはまだ知りませんでした。