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100日後に死ぬワニから考える

いろんな方がいろんなことを考えられるこの作品について
自分も思うところをつらつらと書いていきたいと思います。

100日後に死ぬワニ最終日のネタバレを含みますのでご注意ください。


①生まれてくることと死んでいくこと
人間だけに限らず生まれることと死ぬことはすべての生物の共通項です。当たり前のことすぎて、このつながりを意識することはほとんどないですが。体温も食べ物も、移動形態も見た目も性別もすべてちがっていても、生きることと死ぬことは同じです。
あくまで可能性なのですが、最終日ではワニくんはひよこを助けて交通事故でなくなったとの考察が多数あります。
ワニくんとひよこはあまりにも違う種であるのにも関わらず、ひよこの命をとっさに守ったワニくんの行動に胸をうたれた人は多かったのではないかと思います。

②ワニくんの死について考える
最終日は間接的な表現方法で描かれていただけに、様々な考察がSNSで飛び交っています。
ただし、すべてはあくまで可能性でしかありません。
作者の方はおそらく最後までワニくんの死因については語らないのではないかと思います。
現実世界に戻って考えてみると、交通事故に限らず突然大切な人や家族を亡くした人たちはもっともっと悲しい思いをすることと思います。
そこに思いをはせ、もっと世界に対して少しでもやさしくなりたいと思いました。

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