障害者手帳を発行して貰った後の周りの反応や対応の違いについて
こんにちは。
かれこれうつ病になってから10年くらいの、ゆあです。
今回は、障害者手帳を発行して貰った後の周りの反応や対応の違いについての体験談を、お話させて頂こうと思います。
障害者手帳の申請をしようか迷っている方や、家族に申請をお願いするか悩んでいる方、医療従事者の方など、私の体験談を通して少しでもお役に立てればと思い、記事を更新させて頂いております。
さて、障害者手帳を発行して貰った後ですが、まずは家族のお話です。
私が母に障害者認定をされたと話をしたときに母は、「えぇ?!そんな風には見えない」と一言言われました。今まで私がうつ病である事を認めていなかった為、ずっと思っていた一言が出てきたって感じました。
私は前からうつ病に見えないと、家族にも周りの人間にも散々言われていたので、あまりショックでは無かったです。会話は、私が「税金とか引かれるから目を通して」と控除の一覧が書かれた紙を置き、その場で終わってしまいました。しかし母は、自分の子供が障害者と認定された事について混乱していたんだと思います。
次は父と実家の祖母。父も、「そうか」と一言言っただけで終わり。祖母も、「そうかね、障害を抱えている様には見えないけどね」と言われて終わり。家族全員、予想ですが自分の家族が思ってもない所で障害者認定を受けたという事実をいきなり突き付けられて。混乱していたんだと思います。
家族のその後の対応ですが、一番変わったのは、父でした。父は、私が中学でいじめられていた時代、「うつ病だと思うから医者に連れて行って」と言ったら「今の世の中みんな鬱だわ」と一蹴りして病院に連れて行ってくれなかった人です。前は、私がうつ病の良くない時期にかなり長時間寝ていた時、問答無用で起こして用事を言って去って行っていたのですが。今は、起こした後で「起こしちゃってすまんな」と一言かけてくれる様になりました。私は父の対応の違いを見てとてもびっくりしました。
母は、今まで私に「働け」と、状況を理解しようとせず一方的に言っていたのですが、働けとはあんまり言わなくなりました。また、母方の祖母にもよく同じような事を言われていたのですが、病気なんだから余計なことをいうなと言ってくれる様になったみたいです。
実家の祖母も、「働け」や「朝に起きなさい」や「夜遅くまで起きるんじゃない」等、私の心の負担になる事や、自分でも解り切っているしやらなくてはと思っているのにできない事を、一方的に押し付けて来ていました。やっぱりたまには口が滑って本音を言われますが、少し配慮してくれているのか、言われる頻度は激減しました。
次は、友人のお話です。私には、友人と呼べる人が沢山いますが、やっぱりうつ病に理解がない友人もいます。今回は一人だけ紹介させて頂きます。友人はうつ病に全く理解が無く、私にもわかり切っている事、やりたくてもできない事。例えば朝起きられる事は普通である事を私に言ったりしていました。
私は、うつ病や精神疾患等の話題は出さない事によって、友人関係を続けていました。障害者手帳が発行された時、LINEのタイムラインで、一定の友人限定にして障害者手帳を発行して貰った事を告白しました。その時友人は「え?なんで?」とコメントをしてきました。
やっぱり、私ってうつ病や精神疾患を持ってる様には見えないみたいで、友人も私が甘えで働かなかったりいつも寝ているんだと、勘違いしていたみたいです。理解がなければやっぱり、「なんで?」となるんでしょうね。私的には、手帳を発行されたのはある意味で当たり前の事なんですけどね。家族より、私の本音や普段の感情って、やっぱり友人の方が知っている筈なんですよ。家族って言いたいことを全部言える相手じゃないですし、もちろん私のSNSの投稿も一切見ていないですし。理解が無いといえども、友人にその一言を言われるのは、正直少しショックだったかな。
しかし、その後友人に、精神疾患の話をしても余計な事、やらなくてはならないと私が解っている事を一切言わなくなったり、言い方を考えて言ってくれる様になりました。
総合的な感想は、自分で辛いことやできない事を発言して声をあげて助けを求めても、信じてはもらえず理解も得られなくて。行政に認定されてから形だけでも理解を得られるという事柄に関して言えば、少し残念な気持ちにはなりました。しかし、今後周りの人に形だけでも理解を示して対応して貰える、現にそうなっていて、少し生きやすくなりました。少しショックな事もありましたが、こういう結果になったというのは、良いことなので、私は障害者手帳を申請して良かったと思っています。
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それでは、良かったらまたお会いしましょう。
ありがとうございました。