私。
多分、躁状態が終わって鬱状態に入った。
分かってるよ。自分が「病気」なんだって。
けど通院していない。もうお薬飲みたくない。
副作用に苦しみたくない。その上ずっと飲み続けないといけない。一生治ることは無い。症状が落ち着くだけ。
通院費と薬でお金も飛んでいくだろう。そしたら余裕がなくなる。それならまた頑張る。そして疲れる。結局壊れる。また病院に行く。繰り返し。
真面目に頑張れば、耐えれば、笑顔でい続ければ幸せになれると思ってた。きっと神様は見ててくれて救ってくれるって思ってた。だけどその仕打ちがこれか。胸が苦しくて、気持ち悪くて、吐きそうで、涙を流して、弱い人間になった。こんな弱い人間なんて誰も求めない。私が私を許す理由が一つ一つなくなる。結局比べてしまう。他人と私を。あなたはあなたのままでいいと人は言うけれど、比べてくるのもまた人だ。
好きでこうなった訳じゃない。
もう否定しないで。比べないで。失望しないで。その行為が何度私の胸を刺し、血を流させるか。私はその度、大丈夫と笑い隠すしかない。けどコップの中は私の血で満たされ、溢れてしまう。その血は憎しみとよく似た色をしている。
胸に刃を突き立てた。そこから溢れる液体がシーツを染めあげた。私の憎しみを吸ってくれた。私の体は白くなる。ようやく穢れなき雫が頬を伝う。私の体は空になった。軽くなった。その亡骸を抱き締めてくれる者は居ない。誰にも気づかれずゆっくりと朽ちていく。
灰のように崩れ、風に飛ばされてしまいたい。
そんなことを想像しながら灰色の空の下で私は横たわる。今日は空に蓋がされている。だから息苦しいのかな。
とりあえず眠たい。