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佐々木朗希と白井球審

日本球界のニュースター、佐々木朗希。
若干20歳の彼が達成した偉業は…

① 13者連続奪三振
 → 日本プロ野球新記録‼️

② 1試合19奪三振
 → 日本プロ野球タイ記録❗️

③ 令和初の完全試合達成
 → 史上最速‼️史上最年少‼️

…と、野球の分かる人には震えるレベル。
そんな彼が起こした騒動を改めて考察してみたい。

【判定の不服に対する警告行為について】

まず前提として、
私は球審の白井一行さんを支持している。
あれは威嚇による詰め寄りでも何でもなく、
大事な試合を任された球審として
責務を全うする毅然とした警告に他ならない。

「あの場で詰め寄る必要があったのか?」

これもよく聞かれる言葉。
ただ、あの場で警告する事にこそ意味がある。
ルールブックの記載に基づいた行動だからだ。
つまり、球審として何ら間違っていなかった。

「投手が田中将大でも警告していたのか?」

これもまたよく耳にする言葉。
相手が20歳の若者だったからではないか?
という例えでマー君の名を使わせて頂いたが、
経験豊富な投手にも同じ事が出来たのか。
おそらく、白井球審は同じく警告するだろう。

彼は2000年に初めて一軍の審判としてデビュー、
その後もオールスターや日本シリーズ、
そしてWBSCプレミア12でも球審を務めてきた。
審判歴20年以上で大舞台も経験している彼は、
2009年にも中村紀洋やタフィー・ローズに対し
毅然とした判定で警告や退場処分を出している。
過去の事例から見ても、
彼は相手のキャリアで判定を変えない事が窺える。

白井球審は何ひとつブレていないのだ。

では何が問題なのか。
それは世間から得た佐々木朗希の人気だろう。
それこそが本質をぼやかしている。

圧倒的な実力で急速な人気と認知を集め、
世論が佐々木朗希の味方になり過ぎていた。

最初から白井球審が敵の構図になっているのだ。

タレントの不祥事問題でも同じ事が言える。
同じ不祥事を起こしてもタレントの好感度で
クレームの質や復帰までの道のりが異なる。

佐々木朗希の場合も好感度が高い為、
どうしても無意識に佐々木贔屓になってしまう。
私は常にフラットに見る事が大事だと思う。


未来ある球界の宝、佐々木朗希。
彼は言わずもがな素晴らしい投手に違いない。
ただ、細かい所作や動作や表情に関しては
まだまだ学ぶ事が多いのかもしれない。

それと今後の野球界の課題として、
同様の問題を少しでも無くしていくためにも
ルールブックの改訂と明確化、
またはAI判定の完全導入を強く希望する。


(写真は NHK NEWS WEB より引用)

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