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花びらきの「三方よし」って何?
昨日はチケットノルマについて、歴史も辿りながら、考えていることをツラツラと書きました。
<昨日の記事はこちら>
簡単におさらいすると、イベントをやる上でチケットノルマは出演者の負担が大きいよね、という話です。日本ではかれこれ40年以上続いている風習です。
私が主催しております、ダンサー×シンガーイベント 花びらきでは、チケットノルマを廃止し、『「出演者-観客-お客様」の三方よしを目指す』と謳っています。
簡単にいうと「経済的にも精神的にもみんながHappyなエンタメ環境を作りたい!」ということです。
今日はこの三方よしについてもう少し深掘りしていこうと思います。テストに出ますよ!
ちなみに6月9日(日)に開催するvol.2の出演者を募集中です!
三方よしって何?
皆さんは、三方よしという言葉を聞いたことがあるでしょうか?
三方よしとは、日本の伝統的な商売の精神や哲学に基づく、ビジネス(商売)や社会活動の原則のこと。売り手、買い手、そして社会の三者すべてが満足することを理想とする考え方です。元々は江戸時代の商人たちが取引を行う際の倫理観として根付いていたもので、「売り手良し、買い手良し、世間良し」の三つの「良し」を満たすことが理想の商いとされています。
単に個人や特定のグループのみが利益をもたらすだけでなく、社会全体にとっても良い結果を生み出すべきだ!ということです。
もっと簡単にいうと、みんながHappyに!ということです。
ちなみに私はこの言葉をリベ大の両学長の動画で学びました。
さて、もう少し詳しく見てみましょう。ちなみに今日も引用はChatGPT先生です。
・売り手良し
売り手、が適正な利益を得ることができ、事業を健全に継続できる状態を指します。これは、ビジネスが経済的に持続可能であることを意味し、適切な報酬や収益が売り手に戻ることを保証します。
要は、ズルせず、安売りもせず、長く黒字でお仕事(商売)し続けられる状態です。
・買い手良し
買い手、またはサービスや商品の消費者が、提供されるものに満足し、適正な価値を得られる状態を指します。
つまり、ぼったくられることもなく、満足度が高いお買い物・経験ができる状態
・世間良し
取引や活動が社会全体にとってもプラスの影響を与えることを意味します。これには、環境への配慮、社会貢献活動、倫理的なビジネスの実践など、社会的な責任を果たし、より広いコミュニティに利益をもたらす行動が含まれます。
簡単にいれば、売る人も買う人もハッピーならば、社会もハッピーに!という状態
誰かが、極端にお金の負担を抱えすぎてもいけない(安く売ってしまうとか、高い値段で買わされるとか、デフレから抜け出せないとか)、精神的にストレスがかかってもいけない(暴動が起こるとか)
みんな良い状態を保てることを目指している考え方です。
さて、これをダンスと歌のイベントに当てはめるとどうなるのでしょうか?
売り手(運営)よし、買い手(観客)よし、世間(出演者)よし
商売における三方よしを、花びらきの三方よしに当てはめ、とても簡単にいうと
運営がしっかり稼げて、お客様が満足し、そして参加する出演者やエンタメ業界・社会全体にも良い影響を与える、みんながハッピーになる状態を目指すということです。
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もう少し詳しく見ていきましょう。
・売り手よし→運営よし:過度な参加費の徴収やチケットノルマの義務付けなどをせず、適正な値段で参加費を設定しチケットを売り、健全にお金を稼げて、そのお金でイベントを続けたり、より良いものを提供できる状態。
・買い手よし→観客よし:観客が観たもの体験に大満足して、「これはお金を払う価値があったな」と思える状態。
・世間良し→出演者よし:イベントが地域社会に良い影響を与えている状態です。出演しているダンサー・シンガーが適切に評価され、健全な経済状態で、自分の活動を続けられるようになっていること。つまり、みんながその活動から何らかの良い影響を受けている状態。
となります。
(こうやって考えると、「出演者-観客-運営」ではなく「運営-観客-出演者」の順番の方が良さそうですね)
昨日のチケットノルマの話では、世間よしに焦点を当てたというわけです。
花びらきの役割
私たちが大切にしていることの一つは、「長くエンタメ活動を楽しみ続けること」
運営は、長く花びらきという場所を育て続けるために、健全に利益を出し続け、より良い環境づくりに取り組むこと。だから、安売りして甘えさせてはいけないし、ぼったくってもいけません。「チケットノルマでとりあえず出演者に収益肩代わりしてもらおう!」なんてもってのほかです。
観客に「これはお金を払う価値があった。時間を作ってよかった。明日から、いや帰り道から、あれ頑張ろう!」と思っていただける舞台を提供するべく尽力します。
そして出演者には、適正な価格で舞台に立つ機会を提供。彼らの今後の活動に繋がるような広告宣伝(インスタでの宣伝)、応援してもらえるシステムの導入(動画視聴チケット:花おくり)をすることで、長く何度も舞台でパフォーマンスができるビジネスモデルを提示します。
運営が考えるべきは、「どうやってお金を作るか」です。観客も出演者も社会も大半が納得する形で、お金を作ることが運営の役割でもあります。
「夢か?金か?」という議論をキミのまわりの連中は繰り返すだろう。
耳を傾ける必要はない。あんなのは全て寝言だ。
「夢」と「お金」は相反関係にない。僕らは「夢」だけを選ぶことはできない。
「お金」が尽きると「夢」は尽きる。これが真実だ。
エンタメ活動を続けるには、お金は共についてくるものです。ここにしっかり向き合うのが、運営の役割だと考えています。
参加費とチケットノルマしか、収入源はないのか?そんなことはありません。
動画配信、クラウドファンディング、別の活動と紐付ける、グッズ販売(在庫リスクが出ないよう考えながら)…方法はいくらでもあります。
新しいイベントづくりの形を、私たち花びらきは提示していきます。
これからの動向をぜひ追って、応援していただけますと幸いです。
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ダンサー×シンガーイベント 花びらき vol.2
6月9日(日)開催
出演者募集中
お問い合わせは
https://www.instagram.com/hanabiraki_info/
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