違う視点で見た"いつも"のようで"いつもじゃない"景色
こんばんは!ゆわです。
昨日、4年半ぶり3回目のナンバー作品出演しました。(GIVE BACK vol.14にて、YOH×Eri Number)
ここでいう「ナンバー」とは「誰か(イントラ・振付師)が創ったダンス作品」のこと。複数名で作られる作品を主に指し、〇〇(振り付けした人)ナンバーと呼ぶのが業界の共通言語です。
ナンバーに出演しようと決めるまで
「出演者に寄り添うこと」と約4年半、プログラムディレクターを担った際には自分に言い聞かせてきましたが、気づけば寄り添うべき出演者の立場になることなく4年半の月日が経っていました。
偉そうなことをいつもいつも言っておきながら、コロナ前にDance Worksの冬・夏の発表会に1回ずつ出たのが最後。
Dance Worksとおどらぼしか知らない、というだいぶニッチなダンサーだと自覚していました。
「出演者って舞台に立つまでにどんな時間を過ごすんだっけ?」
「出演者って舞台に立つまでにどんな気持ちでいるんだっけ?」
「出演者って何に困ってるんだっけ?」
「出演者って何を求めるんだっけ?」
段々と「憶測」になってきてしまっていることに、危機感を覚えていました。
厳密にいうと、ステージには立って出演していたのですが、ディレクターをしながらとか撮影をしながら出ていたので、
・イベントの全貌を把握してしまってる(なので、情報がなくて不安という状況が発生しない)
・荷物を置く場所・待機場所が違う
・入り時間が違う
・一番神経を使う場所が違う
など、条件が違っていたので、やっぱり「運営」側の人間になってしまう。
※大学2年生まで通っていたバレエ教室の発表会やM&Sの卒業公演は共通言語を持ってしまっているので楽で、本番を迎えるまでのプロセスが違うので除外。
これから花びらきを大きくしていくとしても、市場を知らなければ、何が良くて何がボトルネックなのか、ニーズを知らない以上成長はできない。
「原点に回帰しよう」とナンバー出演することを決めました。
やっぱり「お客様-出演者-運営」の三方よし
結論、出てよかったです。
改めて気づくことがたくさんありました。
・3時間半の中でステージに立てる、たったの5分間
※1公演 3時間半はかなり稀だとは思います
・余った「たったの5分間」以外の時間の過ごし方と環境
・タイムテーブル
・リハーサル
・チケット
・動画と写真
・主催が踊ること
・イベントの雰囲気(会場の温め方)etc…
今回は自分が踊っていない空き時間はお客様と同じ場所で観劇することもできましたし、チケットもノルマをお支払いした上で、直接来てくださる本人に紙チケットをお送りするという工程も踏んだので、お客様・出演者の視点、そして全く噛んでないので想像ではありますが運営(最近ずっとやっているので想像しやすかった)の3つの視点でイベントを見ることができました。
最後は「お客様-出演者-運営」の三方よし
ここに尽きるんですが。全てのサービス・商品は、「お客様に最大限に良いものを届けること・伝えること」がゴールです。
かといって、
・お客様に寄り添いすぎると、肝心なイベントのクオリティが下がってしまう。(無駄なコストをかけて運営が疲弊してしまう、出演者に目が行かなくなる)
・出演者に寄り添いすぎると、身内ノリになってしまう。(チケットノルマでチケット代を事前に回収できてしまうと尚更)
・運営に寄り添いすぎると、エゴになってしまう。(誰のためが薄れる)
どの項目をとっても、このバランスを図るのは簡単ではないと、あらためて思いました。
永遠にインプットとアウトプット
いろんなことを思って、本番中にスマホにメモしたこともたくさんあるし、秘密ノート「ゆわMEMO」にもたくさん書いているのですが、いざタイピングを始めたら、noteに書けることはすごくざっくりしたことになってしまいました。
まだまだ知らないことがたくさんあるので、定期的に舞台に立つ機会を作っていきたいと思います。「消費者目線を忘れない」
6月9日(日) ダンサー×シンガーイベント 花びらきvol.2
2月初旬の出演者エントリーを開始します。
現在、コンセプトをガッチリ固めているところです。
https://www.instagram.com/hanabiraki_info/
「お客様-出演者-運営」の三方よし
前回に引き続き、これを心に留めて、健全で挑戦したい人を応援できる場所を作ってまいります。
毎日が勉強!これからも応援していただけますと幸いです。
結和
活動支援をしていただけますと幸いです。