花びらきを成り立たせるためのお金の作り方
昨日一昨日と、2日間に渡り、イベントのお金にまつわる話をしてきました。
まだ読んでないよ〜という方はぜひ
一昨日の記事
昨日の記事
https://note.com/yu_wa_rld/n/nc3730436c820
今日は第3弾(恐らくお金周りの話は一旦ここでおしまい)「お金を作る方法」についてお話しします。
私が主催している、ダンサー×シンガーイベント花びらきvol.2。6月9日(日)に開催です。現在出演者を募集しております!
「ゼロをプラスにする」
はっきり言います。運営がやらなければいけないことは、「お金を作ること」です。皆さんが知っているアーティスのコンサートも、大きな劇場で上演されている演劇も、夢の国も、タダで地面から生えてくるわけでも空から降ってくるわけでもありません。全部お金で何かを買って作られています。
イベントをやるための場所、企画をしてくれる人、音をかけてくれる人、照明を操作してくれる人、受付をしてくれる人、舞台袖でサポートしてくれる人、お客様を迎え入れてくれる人、全部にお金が絡んできています。
ちなみに、これについてはぜひ、西野亮廣さんの『夢と金』を読んでください!常にエンタメ業界の先頭を走る方が、エンタメとお金の関係性についてとてもわかりやすい例えと言葉で説明してくださってます。
さて、2日続けて言及してきたチケットノルマですが、私たちはこのチケットノルマの廃止を宣言しています。
チケットノルマは
誰が=出演者が
何に=観覧チケットに
お金を払っているという仕組みです。
で、出演者がチケットを買った後に、お客様に売る、という流れができます。
要は、運営には、たとえば100枚チケットノルマを課したら、実際に会場に来るお客様が0人だろうが100人だろうが、100席分のチケット代は確保できるということです。
ただし、何度も言うように、経済的な目線で見ると出演者の金銭的な負担はかなり大きいです。ですし、身内で経済を回しても業界は大きくなりません。やりたくないアルバイトは辞められません。
本当に、イベント運営は参加費・チケットノルマ・観覧チケット、でしか収益を得ることができないのでしょうか?(ここ数年で配信チケットも定番となりましたが)
より健全で長くエンタメ活動を楽しみ続けるには「マイナスをゼロにする」のではなく「ゼロをプラスにする」ことが大切だと私たちは考えています。
そこで取り組むのが以下の3つです。
①チケットバック制度の導入
②活動応援チケット『花おくり』(動画視聴チケット)
③クラウドファンディング
①チケットバックの導入
花びらきで取り入れているチケットバックシステムは、「観客の推しが選ぶ出演者」に売り上げたチケットの一部を収入としてお渡しする仕組みです。
出演者Aさんをお目当てに、3人のお客様が来たら、運営が決めたチケットバック代×3がAさんにお支払いされます。
少し複雑なのは、当イベントが「公募型」であり「出演者は、運営に参加費を払う」という点です。
あくまでも、運営はステージに立ちたい人に、場所と空間と宣伝のお手伝いを提供するという関係にあるので、「出演者の経済的負担がでかい!!!」と言っておりますが、運営と出演者の間にも売買は発生しています。
参加費は運営側がイベントの基本的な運営コストをカバーするための手段で、これで運営の基盤を支えることに集中できます。
運営である私たちは出演者からお金をいただいている以上、最大限のパフォーマンスが発揮できる環境、作品や人となりがわかるプロモーションをご用意する次第です。
さて話を戻すと、チケットバック制度は出演者にとっての直接的な収益源となります。出演者は自らのパフォーマンスによって得られる収入を増やす機会を持ち、よりモチベーションを持って活動に取り組むことができるようになると期待できます。
つまり。参加費を「マイナス」とした場合、チケットが売れれば(応援してもらえたら)ゼロを越してプラスになる可能性を秘めているということです。
②活動応援チケット『花おくり』(動画視聴チケット)
上記のチケットバック制度が導入されているのは、観覧チケットだけではありません。花びらきの醍醐味とも言える、活動応援チケット『花おくり』にも導入されています。初回から導入した取り組みです。
これは、当日会場に来れない方でも、イベントに挑戦する推しの出演者に応援の気持ちを送ることができるシステムです。お礼に、当日の動画をプレゼントしています。
また、会場に来た方にも追加で出演者を支援するチャンス。もう一度見たい!という方や、お目当て以外のお気に入り出演者に応援する手段として、利用することも可能です。
これは前回の金額ですが、花おくりは、一輪(800円)ミニブーケ(4500円)花束(10000円)と、支援金額も段階をつけました。これにより、お客様の経済的な状況に応じた支援が可能になり、学生から大人まで幅広くご支援いただきました。
ちなみに、観覧チケットよりも花おくりの方が実は還元率(出演者にお渡しする金額のパーセンテージ)が高いです。
③クラウドファンディング
さて、先に書いた2つはどちらかといえば「出演者を応援する」ための手段でしたが、vol.2からは新たにクラウドファンディングに挑戦したいと考えています。これはどちらかといえば「花びらきそのものを応援する場所」として考えています。
クラファンについては、まだまだネリネリしている段階ですので、今回は簡単に記述しますが、「花びらきという場所・理念にご賛同いただき、花びらきが長く続く場所として応援していただきたい」と言う想いで立ち上げます。
身内でぐるぐる回していても、いつまで経ってもやりたくないアルバイトを続けなくてはなりません。
運営は「出演者がなんとかする」と投げっぱなしにするのではなく、自分の場所は自分で守る。
応援してくださるからには、それに応える結果を出し、応援して良かったと思っていただける価値を提供する
「花びらき」という、みんなの挑戦が共鳴し新たなステージへの一歩に寄り添う場所を強くして広げるべく、世に散らばっている方法をいろいろ試し、長くエンタメ活動を楽しみ続けられる仕組みづくりを提示していきます。
(すでに、西野さんを筆頭に実施されているのですが!私たちも新しい流れに乗っていきます)
ぜひ、それぞれの形で応援していただけますと幸いです。
エンタメに関わる楽しむ人みんながHappyになる世界に。
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ダンサー×シンガーイベント 花びらき vol.2
6月9日(日)開催
出演者募集中
お問い合わせは
https://www.instagram.com/hanabiraki_info/