現実に戻さない空間(イマーシブシアターを体験して)
こんばんは!ゆわです。
表題の通り、今日は初めて「イマーシブシアター」を体験しました。
皆さん知ってますか?
「没入型演劇」「体験型演劇」
舞台には客席がない、つまり境目がありません。どこで見ててもいいんです。お客様と演者が同じ空間を回遊するスタイルの劇場です。
劇場というべきか、スタジオというべきか…
何かで例えると
ディズニーランドのホーンテッドマンション(乗り物に乗る前)、ディズニーシーのタワー・オブ・テラー(乗り物に乗る前)に、キャラクターがバンバン出てきてグリーティングのような芝居を目の前で見てるみたいな…
ちなみに、観覧に伺ったのはこちらの公演です。
ego:pression presents 第10回ダンスパフォーマンス公演イマーシブシアター「MISSION8」
5月7日までやっておりますので、お時間ある方はぜひ!
演者との近さが「近い」なんてレベルじゃない
ディズニーでたとえた通り、キャラクターのグリーティングレベルで演者が目の前にいます。
なんとなく激しく踊ってるときは、動きづらいだろうという暗黙の配慮で多少のスペースは取りますが。
でもぼーっとAさんを眺めてて少し後ろに下がろうとしたら、自分の真後ろをBさんが通り過ぎていく、みたいな。
あとは、演者がお客様に少し手を差し伸べるんですよね。
ノンバーバルコミュニケーションが行われます。それもまたグリーティングみたいでw面白かったです。
従来の劇場じゃありえないじゃないですか笑
せいぜい通路や花道を通るか、小さい箱だったら最前列のお客様と接するくらいで。
なかなかに面白かったです。
わたしの印象としては「アトラクション」という言葉がしっくりくるかもしれません。
現実に戻らない
ネタバレになってしまうので、書けないこともあるのですが、上述の通り、観客である私たちは演者のパフォーマンスエリアと同じエリアを歩くことができます。「正面」という概念があまりありません。
1箇所に集まることもあれば、各地に散らばることもあり。
そうすると、それぞれが興味のある場所に移動していきます。
面白いのが、散らばっていても各所で物語が進んでいて、どこかを境に音楽が変わっているんですよね。でもそれが違和感なくて。
演者の近くでかぶりついても、端っこの方で俯瞰してみてても、どこかで誰かが動いてて音楽が流れているので、絶対に作品から現実に戻されることはありません。休憩なしの100分公演というのもあったので、余計にかもしれないです。
また、今回の会場がStudio Flammeさん。
これがまた味のある倉庫で笑(倉庫と言うてもうてる
どこからが元の設備で、どこからが美術なのか、ほとんどわからなかったです。
というくらいには空間ができてました。
人の流れが面白かった
自由に回遊できる会場なのですが、不思議なものでやっぱり「溜まり場」できるんですよね笑
1箇所に集まったときなんか尚更。
なんとなく「正面」というものが生まれます。
それが正しいかどうかは別として、たぶん無意識にそう動くのではないだろうかというのがわたしの見解です。
そんな中、わたしは敢えてぽっかり空いてる場所に立ってみたり。
演者の背中側から見たり。全員下にいるのに上に行ってみたり。笑
だから、何か特別な発見をしたわけでもないのですが(なぜならわたしはわたしが見た視点でしか作品を知らないから比べられない)
でも、人の流れを俯瞰してみたのはちょっと面白かったです。
少し、運営に絡めて話をすると、人間どうしても、手前から席に座りがちなんですよね。で、なんとなくみんなが座ってるあたりに溜まって座ってしまう。
だから奥がスッカスカで、後から来た人が入りづらい、という。
人間の心理なのかなと思うのですが、流動的に客入れできるように配慮したいと思う点です。
最後に…
今回、初めてのイマーシブシアターで、100分休憩なし。
客席はないとはいえ、少し椅子は置いてあってたまに座れましたが。(階段に座ったり)
ただ…2.2kgある16inchのMacBookを背負っての観覧はオススメしません。笑
ちょっと疲れちゃいました。笑
これは完全に私のミスですwww
これから行く方は、お荷物は身軽にするとより回遊できて楽しめるかと思います!
またいい体験ができました。
公演情報いただいた、YOU UENOさん、ありがとうございます。
それでは!
結和
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