見出し画像

【詩】風にとけた金木犀

キミと同じ香りがした
優しい秋風が通った昼下がり

ボクは ふり向き
キミを探した

庭先にたたずむ
小さな金木犀

もうキミは どこにもいなくて
もうボクは 大人になって

なのに
思い出だけが 高い空でゆれている

風にとけた金木犀
今年も あの日をおいていく


~*~* X・Twitterの詩・改
お題: #深夜の二時間作詩 『金木犀』



いただいたサポートを力に変えて、さらに精進していきます! サポートは、活動費として、大切に活用いたします!