【詩】初心者マークで運転中
「まだあの子のこと、好きなんでしょ」
突然、飛んできた言葉を
僕はよけ切れずに衝突
車体が少しへっこんだ
飛び出し禁止じゃないのかな
書いてはいないけど一時停止
左右の確認は怖くてできない
サイドミラーをちらっと確認
とにかく徐行
「そんなことないよ」
「嘘つき! だって*@A%K&$Y#M¥――」
誰だ! 彼女のブレーキオイルを抜いたのは
話しはすでに一方通行
何を言っても通行止め
あんまり言うと落石のおそれあり
高速道路で渋滞中
でも、信号が全部青のほうが
もっと怖い気がする
ここは素直に制限速度で
「君のことが好きだよ」
ゆっくり縦列駐車するみたいに
「ほんとに?」
「ほんとに!」
バックミラーで確認
「ごめんなさい」
とりあえず駐車OK
僕はいつも君専用のドライバー
この場所が駐車禁止でありませんように
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