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【旅の記憶】台湾ひとり、3泊4日②

初めて食べたのがいつだったのか、
全く記憶にないんだけど、
台湾おにぎりが好き。

今回の旅で必ず行く、と決めていた唯一のお店は
黒米の台湾おにぎりが食べられるお店。

まだ空いているお店も少ない早朝、
道を30分くらい散歩しながら、目指す。

台湾の木々は緑が濃くて、どの木も
すごく自由。アパートの脇とか、公園の端っことかに
生えている木もわさわさと枝を伸ばしている。

大きな道路沿いの歩道を歩く。
日差しが強い。
軒が屋根になっている歩道や日陰になっているところを選んで歩く。

歩道でおしっこしている犬と目が合う。
決まり悪そうだった。

その犬を飼っている店の2軒くらい先が
目指すべきお店だった。
黒い食品にこだわり、
黒米のおにぎり、黒豆の豆乳など、
黒いものばかりが売られている。

日本語が通じる、と書いてあるガイドもあったが、
通じず。身振り手振りで注文。
おにぎりと黒い豆乳をお願いする。

おにぎりを作ってくれるのを待つ間に、
店先に置かれた瓶に入った商品を見る。
梅干しやら、ドライフルーツが真っ黒に漬け込まれたものが
ジップ付きの小袋に入れて売られている。

梅を2種(ベーシックなのと、ハッカ味)を一緒に買う。

豆乳やおにぎりはかわいいビニールに入れてくれる。
台湾、テイクアウトが多いからか、
汁物をちゃんと運べるビニールがあって、とっても良い。

キッチュなプリントがかわいい。

帰りは、大体の方向を目指して、横道に外れながら帰る。
このアパート家賃いくらくらいかなー。
全体的に古い建物多いけど、水回りとかいいのかなーとか
思いながら。
旅行中、必ずやる「ここに住んだら」想像さんぽ。

途中、地元の人が2〜3人並ぶスタンドがある。
女性2人が鉄板の上で、パン生地のようなものを伸ばして
焼いている。

Googleマップで確認。葱抓餅。絶対好きなやつやん。
おにぎりにこれを食べるのは多すぎか、と思いながら、
二度とくることないかもだしな、と列に着く。
ハムとミントとチーズ入りを注文。

最後に記事をヘラの角でカンカンと叩いて仕上げるのが
面白い。なんの意味があるんだろう。
あれによってパイっぽくなるのかな。
アツアツを受け取ったら、後ろにはけっこうな列ができてた。

どれもあったかいうちに食べたいから、
早足でホテルに帰って朝ごはん。

黒米おにぎり。ぷちぷちしてて、めちゃくちゃ美味しい。とりこ。豆乳も優しい。
葱抓餅。もちもちなのにパリッとした部分もあって、うんまぁ。パイ好きな私には運命的な出会い。

デザートがわりに、梅を食べてみる。
薬草ぽいのに付けてあるのか。ハッカの方はスーッとして、
良い。

ちなみに、この2軒には最終日にも行った。
そして、今も行きたい。日本にできて欲しい。

朝ごはんを食べ終わって、ちょっとゴロンとしてから、
出かける。ひとり旅、自分のトイレの具合とかに合わせて
お出かけ時間決められるの、ほんと良い。

地下鉄にのって、迪化街へ。
古い建物にお土産物屋さんが並ぶ商店街。
冷やかしたり、ちょっと買ったりしながら
歩く。

もっと買えばよかったと思ったのは
お茶と漁師バック。
漁師バックはホテルのお風呂バックにも使われていて、
かわいいし、雑に扱えそうで良い。
ポーチとかもっと買えばよかった。

八百屋のように並べられるバックたち。かわいい。


しかし、暑い。
途中、おじさんが落とした肉の塊を拾って、
追いかけて渡して、徳を積む。
おじさーんと呼ぶのを、地元の女性たちが「先生ー」と叫んだのに
ほーっと思う。

とにかく歩く。
途中、地図にない道に入ってしまいちょっと焦りながら。
日陰を探しながら。

昼は、トウジャンのお店で。
入り口で伝票を書いたら、席に案内される。
日本人の女性と相席。ともにめちゃくちゃ荷物を持っている。
トウジャンは…まぁまぁ。私が家で作る方が好きかも。

ホテルに帰って両替をしてもらう。
なんか、チラチラ胸元を見られるな、と思いつつ、
部屋に帰って鏡を見たら、黒いワンピースの胸元が
汗で白いシミを作っていた。
汗かきすぎ。ちょっと熱中症気味になってしまった。


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