Homecomings「Moon Shaped」MV
Homecomings さんの「Moon Shaped」のMVに出演させていただきました。
一人息子のために頑張るシングルファーザー 役を演じました。
今月、MVへの出演がこれで3作目です。
ここ数年、MVへの出演は全く無かったので、自分でも「どうしたんだ?」という状態です。
ずっと、エントリーはしていたのですが、全然通らなくて、「ああ、縁のない仕事なのかな…」と思っていたので、すごく嬉しいです。
しかも、アルバム「New Neighbors」の収録曲「ラプス」がすごく好きで、YouTubeの自分のミックスリストの1番目の曲に設定していて、事あるごとに聞いていました。
もちろん、MVも好きで、夜から明け方にかけてのあの独特な空気感をまとった雰囲気がとても好きです。
そうして他の曲も聞いたりすると、好きで見ていたドラマ「ソロ活女子のススメ」のエンディング曲も担当されていたのを知ったりと、僕の生活の中にHomecomings さんがいつの間にか居た事に気付きました。
そんな事を思っていたところに、この案件が来たので、もう飛びつく勢いでエントリーして、忘れた頃に決定の連絡が!
(こういう嬉しい連絡って、結構忘れた頃に来るんです)
しかも、監督が「ラプス」を撮ったTakuya Setomitsu監督。
「あの世界観の中に生きられる!」と、めちゃめちゃガッツポーズしました!
その仕事が決まった数日後に、ボーカルの畳野さんのミニライブが行われる事を知って、「これは、Homecomings さんの世界観を直に感じられるまたとない機会だ!」と行ってきました。
畳野さんの生歌を聞いて、「この世界観を構成する一つのパートとして、変に演じようとしないで、ただそこに生きたい。少しでも、この世界観を作り出した方たちが抱いたイメージ通りの映像になるために力になりたい」と強く思いました。
「音楽を浴びる」って言いますけど、あれ本当ですね。
前々から、「映画は歌に勝てない」と感じる事があって、勝ち負けの問題ではないのですが、映画は、映写機が無いとそもそも観る事ができない。
でも、歌は、楽器がなくても、歌声一つでその世界観を表現する事ができたりするし、5分くらいの尺で、映画1本観たくらいの感覚を味わえたりする事があります。
いや、ノートパソコン持っていれば、どこでも観られるじゃん、と言う方もいるかもしれませんが、ここで言いたいのは、何も持たずに人前に出されて、自分の作品を人に伝えて感じてもらう力の有無の事です。
歌は、映画よりも遥か昔からあるし、「人に伝える」という力に於いて、映画に勝るものがあると感じる、という話です。
映画は複合芸術と言いますし、その中に音楽も含まれる訳で。
で、そういう想いもあって、歌も直接聞いて、「変に演じようとしないで、ただそこに生きたい」と思った訳です。
現場では、本当にただただそこで生活してるように生きる事だけに集中していたら、「今のシーン、ずっと見てられます」とか、「すごい自然で、恵田さんの普段の生活をそのまま見てる感じです」とか言っていただきました。
監督とも少しお話しする時間があって、「ラプス」が好きな事などをお話ししたら、「前作を越えるものにしますよ!」と。
その一部になれて、嬉しいです!
そして、出来上がったMVが本当に最高です!
そういえば、「Moon Shaped」は、映画『三日月とネコ』の主題歌になっています。
Homecomings さんが、映画の主題歌を担当されるのは、今泉力哉監督の『愛がなんだ』の主題歌「Cakes」以来だとか。
『三日月とネコ』の上村奈帆監督は、実は、だいぶ昔インディーズ映画の現場でお世話になった事がありました。
その時は、上村監督は助監督か制作部で、僕は撮影が1日だけだったので、覚えていらっしゃらないと思いますが…。
かなり遠目のご縁ですね…。
ご縁と言えば、Homecomings さんの「光の庭と魚の夢」という曲のMVに、『声よ』という映画で共演した佐々木詩音くんが出演していて、なんだかご縁を感じました。
さらに余談ですが、そのMVを監督したのが、枝優花(Yuuka Eda)監督。
で、「US / アス」と「i care」というMVを監督したのが、江田明里(Akari Eda)監督。
そして、今回出演したのが、恵田侑典(Yusuke Eda)。
こんなにいろんな種類の「えだ(Eda)」が集まるのも珍しい笑
Homecomings さんは、日本で1番「えだ」という苗字の人とお仕事をしているアーティストだと思います。
ちょっと(だいぶ?笑)話が逸れましたが、是非、一度と言わず何度でも、聞いて、そして、観てみてください!