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東京藝術大学大学院映像研究科 映画専攻 設立20年記念上映会
東京藝術大学大学院映像研究科 映画専攻 設立20年を記念した上映会が、10月13(日)~27日(日)の日程で行われます。
僕が出演させていただいた作品もいくつか上映されます。
10月18日(金)16:00~17:48
『虚しいだけ』監督:今橋貴(6期)108分
こちらは、出演というよりも、劇中、登場人物がテレビを見るシーンがあるのですが、そのテレビに映っている映像に出演しています。
ただ、中身が映るかと言えば微妙なところで、でも声は聞こえていて、
監督には、昔「声の出演という事でOKですか?」と聞いたら、「OKです」と言質を取りました笑
作品が、これでもかというくらいぐちゃぐちゃで、でも何か目が離せない惹きつけられるものがある作品です。
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10月22日(火)16:00~18:00
『暗い部屋の記憶』監督:鈴木史(13期)109分
これは、思念体という不思議な役で出ています。
なんと、同じ思念体で、ぴあに入選した菊沢将憲さん(『おーい、大石』)と、豊島晴香さん(『距ててて』)も出演されています。
これは、幻想と現実が入り混じったような不思議な作品で、それは、ラストにも言える事です。
作品の登場人物にとっての幻想と現実とは、そして、鑑賞者である私たちと、製作スタッフにとっての虚構・制作物と現実とは。
そんな不思議なものを感じさせられつつ、「境界線」についてふと考えさせられる作品です。
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10月24日(木)17:00~18:22
『破片(かけら)』監督:張鈺(16期)82分
これは修理工というエアコンを修理に来た人の役で出演させていただきました。
監督の前作の実習作品でお世話になって、お声がけいただきました。
実は、同じシーンに出演されている小川ゲンさんとは、14期の修了作品『透明の国』という作品でもご一緒したのですが、僕はエキストラだったので、覚えてないだろうなと思っていたら、覚えていてくださっていてびっくりしました。
監督は、僕が自分が演じる役について考えて、持って行って演じてみたものに対して、「この役が、この役の日常を生きていて、ここはもう少しこういう感じになるのでは」という目線が鋭い方です。
前作の『知らない人』の時も、それは感じていたので、今回も僕は、それを聞いて「はっ、なるほど!」と、目から鱗が落ちまくっていました。
そんな監督の描く今作。
内容が少し過激なものを含みますので、一度あらすじをご確認いただいた上でご覧になってみてください。
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10月26日(土)17:00~18:13
『声よ』監督:湯淺歩夢(19期)20分
なんと今作でも、14期生修了作品『透明の国』(嵐組)でニアミスしていた佐々木詩音くんと、18期生修了作品『雲ゆくままに』(楊組)に共に出演していた伊澤恵美子さんとまさかの競演。
休憩時間で、何期の作品に出てたかの話から入るという、「藝大にお世話になっている俳優ならでは」な話をしてました笑
16mmの画と、編集と、物語と、全てが相まって、観ている人に「自分自身の存在」を問いかける力が凄い作品です。
考えさせられるし、「映画を観た」という実感が凄いです。
世界に通用する作品だと思っています。
他にも、面白い作品ばかりなので、是非足を運んでみてください。