「言ってることは分かるんですが…」と言われる理由がわかった
私が持っている一つの悩み。
主に職場で、壁にぶつかっている部下や後輩へのアドバイスをしたときにタイトルの言葉をよく言われること。
「言っていることは分かるんですが…」
「それは確かにそうなんですが…」
こういう反応をされることが多いんですよね・・
「うんうん。分かるんですが、なに!?」思わずこっちがその話の先を問い詰めていくように、結局相手の問題解決に繋がらない。
私も上司、先輩として、自分の経験や知見をフル活用して相手にとって一番良いと思うアドバイスをします。
自分が相手の立場ならこうするかな、と思うことを、相手の立場に立って話をしているはずなのに、なぜだろう?
問題意識を持つことは大事で、この疑問が自分なりになぜこうなるのかが分かったのです。
そのきっかけは、伝え方研究家のはるゆきさんのこちらのVoicy放送を聴いたことです。
気付いたことは、私のアドバイスには理屈はあるけど感情が不足していたこと。
落ち込んでいる相手に対して、人格否定をすることはもちろん良くないこと。相手の人柄ではなく行動にフォーカスして解決策を一緒に考える。これ自体は私自身も意識していていいことなんですが、その後の相手のアクションにつながるようなエモーショナルな一言が言えるかどうか。
これによって、相手も「気を取り直してまたやってみよう」という気持ちになれるのです。
具体的に言うと、感情→理屈→感情という形で、感情で理屈をサンドイッチにすること。
人が動くのは、結局は理屈ではなく感情です。感情で動き、理屈で正当化するとも言われます。
また、落ち込んだり悩んでいる人は、アドバイスが欲しいのではなくてただ寄り添って話を聴いてほしいというだけだったりもします。
理屈だけで相手を納得させようと思っても、もちろん相手も「言ってることは分かるんですが…」となります。
その理由が分かりました。
感情から寄り添って、人格を否定しない理屈で説明し、未来へ向けた感情で締める。
仕事だけでなく、私生活、家庭生活でも転用できる、大きな気付きでした。