見出し画像

2024年「私の一冊」B面編

「B面」

これって死語かな??


音楽がカセットテープで販売されていた時代。
表を前にして再生するのが「A面」

テープを巻ききって裏を前にして再生するのが「B面」

さらに古くはレコードも表面と裏面で「A面」「B面」があったが、私はその時代をよく知らない。


「A面」はメインの楽曲、「B面」は万人受けしないけど隠れた名曲が収録されていることが多い。


カセットテープから頭出しや巻き戻し不要のCDへとフォーマットが変わり、「A面」「B面」は文化を残しつつも「シングル曲(タイトル曲)」「カップリング曲」と言葉を変えていった。


「B面」または「カップリング曲」に隠れた名曲が多いとされるのは、アーティストの思い入れの強い曲が多く、アルバムに収録されない場合もあることが由縁である。

余談だが、私が過去最高だと思う「B面」の一曲は、プリンセスプリンセスの「M」である。



八田零さんの年末企画「2024年 今年の一冊」

知性溢れるクリエイターが選ぶ渾身の一冊への想いは非常に濃密なもので、知らない世界が広がっていくことに気付かされる。

この企画も、今日を持って受付が終了される。



既に私も参加しており、選んだ「今年の一冊」はこれだ。

傍から見れば私も知性あるように映るそうだが、なんてことはなく、アイコンの能天気な笑顔が表すように、基本的には楽観主義の「そこそこ」の人間である。

そんな私が選んだ「A面」の一冊は、ライトでポップな『とにかく休め』


企画の終了が名残惜しいので、最終日のここで今年の一冊の「B面」も残しておこうと思う。

なかなか表には出てこない、隠れた名曲のような位置づけ。

ここは、書店には並ばないが、気軽に読むことができるkindle書籍から選んでいく。

kindle書籍こそ、ニッチなテーマや適度にポップな内容のものがあり、隠れた名曲のような一冊が多い。


私が選ぶ2024年の「B面」には、企画運営者の八田零さんのkindle書籍を選びたい。

『習慣化のコツ5選』

八田零さんの記念すべきkindle第一冊目である。

「習慣化」の本というと、ゴリゴリのストイックな日々の行動の繰り返しを想像するが、この本は行動のハードルを下げながら、優しくそっと背中を押してくれる。

そして、巻末に著者インタビューが掲載されているのだが、これがとても面白い。

デビュー作にしてこの遊び心。さすがである。


この本に思い入れが強くなったのは、著者の八田零さんからペーパーバック版の本を頂戴したことだ。なんとサイン付きで。

著者からプレゼントされた本と言うのは、心にずっと残るものである。


この書籍が最強のB面本として、私の2024年のヒットシングルが誕生したのだった。



いいなと思ったら応援しよう!