#16. 君子の交わりは淡きこと水の如し
人間関係って、何年経ってもずっと同じ人と繋がり続けることはありません。
私は20年前、高校生~大学生の時期でしたが、その頃に繋がっていた人との現在の繋がりはほぼ皆無です。
10年前に親しくしていた人と、現在も繋がっている人は片手で数えるほどです。
それは、薄情だからではなく、お互いのステージが変わったからです。
簡単に言うと、レベルが変わったから。
ここでいうレベルとは、容姿や学歴といった話ではありません。会社や職業という話でもありません。
「精神レベル」のことです。
昔の友人も、年月が経って自分と精神レベルが変わると、自然と縁が切れていきます。
十数年ぶりに会った友人に対して、なんかちょっと違和感を感じることがあります。
何となく、自分とレベルが合わない。
それは、昔の友人が自分より低いレベルになっていて合わないこともあれば、自分より高いレベルに行って合わないこともあります。
逆に、今までの自分では知り合うことがなかったような、新しい世界の人とのつながりが広がっていくことがあります。
「最近、交友範囲が広がってきたな」と感じるときは、自分の精神レベルが上がってきている証拠です。
その時は、自分よりレベルが高い人たちの仲間入りをするチャンスです。
いわば、試されているのです。
その、レベルが高い人たちと縁を切られないように努力しなければいけません。
何年もずっと同じ人とネチネチとした関係が続いている場合は、水がよどんでいるのと同じです。
年に1~2回ほどの たまにしか会えない関係は、何年も続いて生涯の友になることが多いのです。
一流の交わりは 淡きこと水の如し
三流の交わりは 甘きこと醴の如し