「終末のフール」地球が三年後滅びるとしたらどう生きるか。
果たして私は、地球があと三年で滅びるとしたら、どう生きるであろうか。
私がもし寿命があと三年だったら、という問いとは違って、人類の寿命があと三年である。つまり、人類のカウントダウンが始まる。
「終末のフール」では、八年後に地球が滅亡することが告げられ、暴動がおこり、疲弊しおさまった残り三年の世界を小さな団地を描いている。
私は、気ままに生きているだろう。やるせない日々を過ごし、時に死の恐怖に襲われ、家族と友人を愛し、心変わりをしながら、過ごしていくのだろう。
今と変わらず。
私は一浪した22歳の大学生。誰しもが羨むようなキャリアを築きたいが、行動を伴わない普通の大学生だ。そろそろ就職活動を、と思っていたので、照らし合わせて考えてしまった。
将来があり、なおかつ選択できるのは、贅沢なことだと思った。
「面倒くさい」と日々を淡々と過ごし、親に学費を払ってもらい、そこそこに授業を受けてる。もちろん恩恵を日々感じ感謝しているが、本を読んで当たり前の日常が輝いた気がした。
世界はデジタル化によってより便利な社会を目指し、人類の発展に努めている。(三年後小惑星が衝突したら、関係ないのに。)
生を与えられたことに感謝し、何かに貢献すべきだと感じた。
どうせ小惑星が激突したら、何もなくなってしまうのだから。
私は、経営が出来て開発ができる人間になりたい。
世界に影響を及ぼせなくてもいいから、家族や友達に幸せを与えたい。
目標ができた日。