飼い主さんから教わった、人との関わり方。〜社会人編〜

こんにちは。
ゆうです。

突然ですが、あなたは働いていらっしゃる方でしょうか?

顧客、外注先、社内、上司部下

沢山の人の中で、日々揉まれながら過ごされていることかと思われます。

かく言う私も、営業マンとして都内を駆けずり回っていました。

20から社会に出て、もともと好きな音楽に携わる仕事をいくつか経験しました。

製作、現場、配給、提供、その他周辺アイテムの作成。

それぞれが面白く、若さゆえに無理をしながらも、アルバイトなどで色んな現場を覗きました。

どの職場も楽しく、職場を移る度に新たな音楽の聞き方ができ、個人的にとても財産だと思っています。

そして、最終的に営業マンとして各プロダクションや事務所などに出入りしていたのですが、

その中でたくさんの人と関わることができました。

そんな中で役に立ったのが、飼い主さんから教わった人の心に入り込む術。

社外、社内問わずとても役に立ちました。

叱咤激励を受けながらも、沢山感謝の言葉をいただき、大変充実した時間でした。

あなたはどうでしょうか?

今の職場での人間関係はいかがでしょうか?

多種多様だと思います。

気難しい方、逆に距離感が近すぎて困っている方。

今の時代、セクハラ問題なども問題視されています。

少しだけ、不安も持ちその人と関わっている方は、今回の記事でお役に立てることがあるかもしれません。

今回は、

『既に出会っている大切な人との、もっと円滑なコミュニケーション講座〜社会編〜』

です。

季節も4月が着着と近づき、新しいスタートを切る方も多いかと思います。

人によっては基礎の基礎だと思うかもしれませんが、

社会に出て見ると基礎なのに意外とできていなかったり、

新しい環境の順応に忙しくて意外と見落としてしまうところってあると思います。

また、社会の中だけでなく友人関係、恋人関係にも応用が大いに効くと思います。

私自身、飼い主さんを通して学び無意識でも実践しているうちに、
社会の中でのコミュニケーションもとても円滑に進んだ上に、

友人関係でも私を搾取する 【友達】 という仮面を被り近寄っていた人たちは離れていきました。

中学の同級生からネズミ講を持ちかけられたこともありますが、もうすっぱりです。

そして、離れていった人以上に素晴らしい友人が新たにできました。

また、

現状うまくいってない

どちらかというと苦手

と思う人も、現状より一歩踏み込んだ場所までたどり着ける可能性があります。

私はロケット鉛筆(歳がバレる)のよう、使い終わった芯を抜き新たに補充する様に

友人関係の新陳代謝が一気に上がりました。

元々よくなかった家族の関係でも、前よりかはうまく回り始めています。

母親からの依存から離れ、距離を保ちつつもあくまで円滑に。

私ごとですが、今年の1月母親が脳の手術をしました。

私は単純に心配になり、1ヶ月間職場に申請し全ての有給を使い地元に帰りました。

上司から

『俺はそこまでできない。

だってあくまで人生の主役は俺だから。』

と言われました。

確かにそうだな

と思う部分がありますし、以前の私なら帰っていなかったでしょう。

上司が言うように人生の主役はいつだって私。

あなたの人生なのですから。

それでも、帰る という選択をしたのは、

やはり飼い主さんから教わった、

人との関わりが大きく関係していると思います。

時に、自分の価値観、行動すら変えてしまう対人とのコミュニケーション。

これを実践すれば、先程あなたの頭に浮かんだ大切な人、好きな人

そして、私の家族のように、あまり仲の良くなかった関係性をも

今よりも大切に思えることができる。

全ての関係性が一歩先に進み、更にこれから出会う人の質が上がれば

より充実した生活が送れます。

ここまで読んで、少しでも興味があればどうぞこの先にスクロールしてみてください。

難しいことはありません。

だって、私にできたとこですから。

ファーストコンタクト

なんに対してもファーストコンタクトは大切です。

入社直後をイメージしてください。

あなたは、入社してから初めての外回り。先輩社員と同行し顔を覚えてもらうために顧客先を回っていきます。

初めてお会いする方、部署によってはかなりの人数の方と一気に名刺交換などされることが想定されます。

突然ですが、あなたはこの時に相手のどこを見ますか?

服装?髪型?喋り方などの雰囲気?

人は視覚から入る情報が、最初の印象の大半を決めてしまいます。

実際、私はそういった外的で人を覚えようとしましたが、

結果的に難しかったです。

私服の会社なら服装は毎日違うし、メガネなどの外的要因も外れる危険性があります。

私はとにかく、内的要因から責めてみることにしました。

帰社中に先輩に聞いてみたんです。

『あの人とはどんな案件でやり取りをしてたんですか?』

『あの人とは前どんな会社にいたんですか?』(分野が狭く同じような会社で人材が回っているような職場だったので)

などです。

私は、その人の背景などの状況などを想像することでイメージを強く焼き付けました。

結果的には、それが効果的面でした。

飼い主さんと初めてお会いしたときも、相手の記憶に残りたいと必死でした。

主従関係を結ぶまえから、大好きだったので

『この人のこともっと知りたい!私のことももっと知って欲しい!』

と思い思考錯誤しました。

元々、人と話すのがとても苦手だったのですが頑張って沢山お話ししました。

その中で、出て来る飼い主さんの職場の方のお名前。

わたしとは関わりのない人達の名前を忘れないように、聞いた内容を帰宅した後にノートにまとめていたのです。

飼い主さんとはどう言う関係の方なのか。

上司なのか部下なのか。

どのような問題を抱えてすごしているのか。

その情報が飼い主さんの背景の情報になると考えたからです。

背景の情報があれば、その方との会話も増えていきます。

その会話の中で、その人の人柄や日常生活の会話にも踏み込め、

よりプライベートの会話まで入り込むことが出来ました。

職場ではプライベートに無闇に踏み込まれるのを嫌いな方もいらっしゃるので、

あくまでもタイミングが有れば・・・

と言う程ですが、非常に効果があったと思います。

実は同じライブハウスに出入りしていたり、最寄駅が近くだったり。

同じアイドルのオタクで、実は同じライブを観ていたと言う方も居ました。

逆を想像すると、仕事だけの関係性で業務連絡だけだとなんだか寂しいです。

会社にきてくれる度に、なんの要件も無くても話しかけてくれるような営業さんが個人的にはとても好きでした。

多少いそがしくても

『喫煙所でも行きましょうか』

と声を掛けて貰える程度の距離感が個人的にはベストかなと思います。

喫煙所で次の案件の相談も貰えるかもしれません。

私はほんとうに人の顔と名前を覚えるのが苦手なので、

名刺の裏に情報を書き込む(過去の案件)

その人との会話の中で適度に名前を織り交ぜる。

ノートに客先の席順を記載しておく。

など様々な対策をとりましたが、普通のかたはここまでしなくてもいいかもしれませんね。

初めて会う状態は、言わば0からのスタートです。

他社さんと同じタイミングで挨拶をして、一番先に名前を覚えたら、

それだけで一歩リードだと思います。

これは社内でも同様ですね。

記憶と『面白い』の提案

社会は個人として、或いは会社、組織という枠組みの中でそれぞれコミュニケーションを交わしながら成り立っています。

その中で、育ってきた環境、性格が違う。

他人の幸せを願うものがいれば、他者を蹴落として自らの利益を獲得しようとする者もいる。

当たり前ですが三者三様ですね。

山崎まさよしも歌っています。

『育ってきた環境が違うから、好き嫌いはしょうがない。』

(わたしはセロリが嫌いです。)

私と飼い主さんは、

飼い犬⇄飼い主

という一般の方から見たら、少し特殊な関係性で成り立っていました。

飼い主さんは飼い犬の全てを管理する。

飼い犬は飼い主さんにお仕えし喜んでもらうために行動、存在をする。

他の方達がどのような深度、範囲で管理しているかは人それぞれですが、

私達の場合は基本的にプレイの外では関係性は対等でした。

なので、日常会話も敬語ではなく崩れた会話でした。(それでも敬語のスイッチが入るときがあります。)

その中でも、ギクシャクせずに出来ていたことは、飼い主さんの気配りと技量のおかげだと思っています。

この構図って、

弊社⇄顧客

と似ていますね。

対価の代わりに利益を得る。

SMでは、『飼い主さんのためには我が身をも...』という気持ちでしたが、会社ではこうもいきません。

上司にも何度も言われました。

『俺たちは顧客の為を思ってコミュニケーションをとっていかなければならない。』

でもそのコミュニケーションって言うだけであまり深くまでは追求していませんでした。

なので、あくまで仕事上の関係性という感じです。

オフィスに毎日伺っても、上司の顧客は机から離れずに代理の者を立てて物のやりとり。

連絡はメールが常です。

『もっと面白くならないかな』

と考えた私は飼い主さんとのことを思い返していました。

顧客が飼い主さんだと考え、何をして欲しいかを先読みする。

『私もゆう君と同じMだからどうやって責めていいかわからないことあるんだよね。』

と仰っていたのを思い出し、

その時私は飼い主さんの選択肢を増やせるように、

『こういう道具見つけたんですけど』

『こういうのって楽しそうじゃ無いですか?』

といくつか提案をしました。

あくまでも、飼い犬という立場をわきまえ、

『私がしてほしいことをしてください!ご褒美ください!わんわんわんわん!』

という、自己には走らないよう相手の立場に立ってあくまでも選択肢を相手に与える。

相手にも、『これは面白い!』と思わせたら勝ちの側面があるんです。

仕事でもこれは同じでした。

『最近うちの会社はこういうことしていて』

とストレートに持って行かず

『うちの会社の新商品なんですけど、私はここのギミックが面白いと思うんですよね。』

とあくまで面白い先行で持っていくと、

その後の話に乗っかってくれることが増えたように感じます。

更に言えば

『前やってた案件と新ギミックをくっつけると...』

と持っていければ、更に効果的に思います。

『前の案件を覚えていてくれている。更に面白くしようとしてくれている。』

私はとても嬉しく思います。

終わった案件を終わったとせず覚えていてくれた事。

外注先で

「先週やった案件に関してなのですが」

「そんなのやりましたっけ?」

個人的にはとてもマイナスポイントだと思うのです。

あなたはどうですか?

憶えてもらってた時と、忘れられてしまった時。

どちらが嬉しいですか?

私は飼い主さんが些細なことを覚えてくださっていた時、

自分の存在がこの世に刻まれたような気分になりました。

たくさんの顧客を抱えながら、

同時進行で案件を動かしていくのはとても大変で情報量も多いでしょう。

しかし、その1つ1つの積み重ねが確実な結果に結びついていくと思います。

自分の強みと感性の分析

『面白いの提案』まで行けた方はさらに一歩踏み込んで見るのもいいかもしれませんね。

お付き合いをある程度重ねた時に、私はふっと気になりました。

『飼い主さんは自分と会っていない時、何を考えているのだろう。』

当たり前ですが時間に換算すると会えない時の方が多いです。

24時間365日一緒に居られるはずありません。

また、過去のことも含めると知らないことばかりです。

私は飼い主さんのことをずっと思い、

ラインを何度も読み返していましたが、飼い主さんはどうなのでしょうか。

今、飼い主さんの頭の中に私はいますか?

そんなこと聞けたもんじゃありません。

あまりに好きな人の頭の中に、私が存在させて欲しいとは、

なんだかおこがましいと思いました。

私にとっての時間はあなたに捧げる時間だけど、

飼い主さんにとっての時間は飼い主さんのものなのです。

飼い犬の分際で、そこまで侵略する権利はありません。

それでも知りたくてたまらない私は、会話の中で探ることにしました。

しかし、どの様に探って行くのかとても考えました。

相手のことを聞くのはどういった切り出しが適切か考えました。

飼い主さんが何をして何に想いを馳せているのか。

逆に何を聞いたら飼い主さんのことがたくさん知れるのか?

まず、自分の得意なジャンルを見つける事にしました。

あくまでも

『人柄がよく誰とでも友達になれます!』

というような、職務経歴書に書くようなものではなくもっと具体的な。

例えば映画。

「ジブリが好き」

という返答が返って来た場合、

「宮崎駿が好きなのか、高畑勲が好きなのか。」

という選択肢で更にその人がどういう視点で映画を観ているか、

この大まかな2つでも相手の感性は違うところにあると思います。

例えば、宮崎駿監督作品の代表的なところだと『となりのトトロ』『千と千尋の神隠し』は大半の方が見たことのある作品だと思い話を進めます。

ジブリ=宮崎駿

というイメージを抱いている人も多いのではないのでしょうか。

作品にもよって違うのですが、宮崎作品が好きだという方は、

『映像、ストーリーの楽しさ』
『幼少期の思い出と重ねた懐かしさ』

を理由にあげる方が多いかなと個人的には多い気がします。

私個人としては、高畑作品の方が好みに近いかなと思います。

『平成たぬき合戦ぽんぽこ』
『おもひでぽろぽろ』
『竹取物語』

あたりが好きです。

私は、高畑作品に一貫してノスタルジーを感じることが多く、ずっしり胸にくる

劇場から出た後の 心のお土産 が多い気がします。

なぜ映画を題材にしたのか。

個人の感想は異なるとは思いますが、芸術はその人の個性が出ると思うのです。

私は友達のウォークマンの中身を見せて貰うのがとても好きです。

どのようなジャンル、傾向、時代感、などからその人の好みが分かる気がします。

最も、コレは音楽が好きでずっと聴いてきた音楽好きな私特有なものだと思うのですが、

皆さんにも

「このジャンル語らせたら強いぞ!」

というものがありませんか?

ファッション、芸能、書籍、音楽、映画

なんでもいいと思います。

私はよく仲良くなるきっかけとして、

水族館 動物園
音楽

などの話題を持ち出すことが多いです。

単純に過去の好きからきた知識の蓄積が多い点。

また、近年よく見る愛玩動物題材にした番組が人気なあたりから絞り込んだ結果です。(私はあまり好きではないですが)

逆に、ファッション、アニメ関係、ニコニコ動画やYouTuberなどの話題には弱いです。

苦手な分野が相手の得意分野だった場合、どうするか。

単純に教えて貰えば良いと思います。

教えてもらうという立場でもコミュニケーションは取れますし、自分の知識の蓄積にもなると思います。

更に、面白いと思ったものは自分でも調べてみることをお勧めします。

例え、1回目で

『あいつはこのジャンルは興味ないからな。』

と思われても、2回目で調べた事を伝え更に質問でも投げかけられれば、

途端に可愛いやつというポジションを獲得できます。

飼い主さんは読書が好きな方でした。

当時の私はあまり本を読むタイプでもなく、好きな本などの話から出たタイトルをチェックして、

次お会いする時には自分の感想を含めてお話しすることができました。

『そういうところが犬っぽいね』

と褒めてもらいました。

そして、数こそは読まないけれど読書自体が好きになり、友人達との会話でも読書を持ち出すことが増えました。

パートナーも読書が好きなので、お互いの好きな本をプレゼントしあったりしています。

これは単に、

『なんでもいいから知識量を増やせ』

という話ではありません。

『好きなもののどこに自分が心動かされたのかの分析をしろ』

という話です。

1つ紐解けば線のように他のジャンルにも共通してることは多いですし、

自分が何に感動して、どういう感情になったのか、把握しておくのはコミュニケーションだけでなく自己分析でも大きな役割を果たすと思います。

そこを押さえておけば、自分の好みとは違うハズレを引く可能性も低くなりますしね。

まとめ

大まかに

.ファーストコンタクト.面白いの提案.自己分析

と3つ、飼い主さんとのやり取りの中で気がついた事をまとめました。

自分の中での大きな変化は、

何もないと思っていた自分でも、少し掘り返せば沢山の武器を持っていた。

ということです。

私は人付き合いがあまり得意な方ではありません。

人見知りがひどく、地元に帰っても遊ぶような友人もいません。

それどころか、今お付き合いがある友達は全て飼い主さんと出会ってから知り合った人ばかりです。

飼い主さんから貰ったもの。

飼い主さんと過ごす時間の中で見つけたもの

その全てが私の生活を回してくれていると思っています。

難しいことではなく、今あるところから一歩先に踏み込むだけで

大きな変化が目に見えてくると思います。

わんこを買うのも何かとお金が絡む部分があると思うので、

どうか、円滑に楽しく。あなたの日常が回りますように。

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