断捨離したいと思う時
お世話になっている方のブログを読んでいたら、「断捨離をすることは単にモノを捨てるのみならず、本人に関わる物事が大きく動くという現象と、あらゆる意味で不要な縁が切れていく現象が同時に現れる傾向が強くなる」というフレーズが目に飛び込んできて、買い物に行く予定を急遽キャンセルし、断捨離を開始しました。モノを入れるより、モノを捨てる方が先だ!!と。
昨年の9〜10月あたりに自分史上最大規模の断捨離を行いました。きっかけは、「いつも持ち歩いているバッグ、もう少し軽くならないかな……」という些細な不満。軽くて機能性がよくてデザイン的にも好きなバッグを選び、その中に入れるお気に入りのモノを選び、整理整頓し……ということをやっていたら、「部屋の中もやろうかな」と思い立ち、部屋を掃除し始め……。そういうサイクルがどんどん拡大していって、最終的に家中の断捨離に発展しました。
今回もどこか本能的な動機。「そろそろ家のモノを減らしたいな」とは、前々から漠然と思ってはいたのですが、体調不良とエネルギー不足でなかなか動き出せず。で、昨日か一昨日だったかな。ふと、ここ最近抱えていた問題について、「見る必要がなければ、見たくないものをあえて見る必要はない。関わる必要がなければ、関わりたくないものとあえて関わる必要はない」というメッセージが突如頭の中を過ぎりまして。「捨てるなら今だ!」とよく分からないモチベーションが湧いてきたのです。
断捨離をすると、その後(私の場合は、その直後〜数カ月後)に大きな変化が訪れるケースが多いです。今回もそんな風穴を期待してはいるけど、それ以上に、とにかく今感じているような閉塞感、重苦しさから脱出したいのかな。私の心身が。断捨離決行は、その現れなんじゃないかと思います。
つまり、自分にとって「不自然なもの」があるということ。それは自分の思考パターンだったり、人間関係だったり、現実レベルでの現れ方は様々なのですが。
不自然なものというのは、放置しておくと必ず腐敗します。どんどん心身が浸食されるようなイメージですね。一番手っ取り早い対処法は、「一歩引いたところから観察して、何が問題なのかを分析し、自分にとって不要ならば切り捨てる。必要だと思ったら、立ち向かう」。でも、私の場合ですが、大体は「不要と判断して切り捨てる」の方が断然多いです。
しかし今回、友人に言われて目から鱗だったのが、「意志の力で動かそうとすると、反動が起きるよ」ということ。頭で納得していても、感情が納得してないのに気合いで切り捨てると、結構大きな反動がやってくる。それでも切るべき時はあるのかもしれませんが、どうしても切れないときは、まだ何か、そこから学ぶべきものがあるのかもしれません。
いずれにしても、それをクリアしたときに、自分でもびっくりするほどすんなり切れていきます。というか、どうでもよくなります。その対象が自分の世界から消えます。
私の場合、その時期が近づいているんじゃないかな。だから今はもう、多少苦しくともあまり焦りはない。とりあえず周囲の整理整頓と、目の前にある仕事と、周りにある好きなことに意識を向けること。最近は似たようなことを書いていますが(笑)注力していることは、やっぱりこのあたりです。