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ジョジョの奇妙な冒険とタロット

タロットコーチングをビジネスコンサルティングに取り入れて、本質的な問題に切り込んでいくスタイルを取っている私ですが、

私がタロットそのものを知るきっかけは「ジョジョの奇妙な冒険」と言う漫画でした。

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タロットを知る始まりの記憶 

第三部のストーリーの中にスタンドという普通の人には見えない超能力が出てくるのですが、このスタンドの名前の由来が「タロットカード」だったのです。

※ジョジョの中に「ホルス神」とか「アヌビス神」などのエジプトの神様を題材にしたスタンドも登場しますが、タロットには出てきません。

例えば、主人公:承太郎のスタンドは「スター・プラチナ」

これはタロットの「スター」と言うカードが由来ですし、

ラスボスのDIOのスタンドは「ザ・ワールド」これもタロットにそのままのカードがあります。

漫画を読んでいた当時は、「各スタンドはタロットカードが名前の由来になってるのかー」くらいに思ってたのですが、改めてカードの意味とキャラクターを知ると深いなぁと思った次第です。

タロットの意味とスタンドを照らし合わせて考えてみた

タロットの意味と主要キャラクターのは次の通りです。

空条承太郎とスタープラチナ

まず、物語の主人公の空条承太郎(ジョジョ)のスタンドの名前は「スタープラチナ」、タロットカードで言えば「スター(星)」のカードです。

スター(星)は、「希望」とかのキーワードがあります。
主人公はまさに人類の希望のような存在だったのでピッタリですね。


ジョセフ・ジョースターとハーミットパープル

承太郎のお爺さんの「ジョセフ・ジョースター」は第二部の主役で、彼は主人公にとって冒険の大先輩ポジション。また、彼が承太郎の元に訪れてDIOという存在の危険性や、承太郎の母(ジョセフの娘)に迫る命を脅かす問題を示し冒険にいざなう役目でもあります。

ジョセフのスタンドは「ハーミット・パープル」
タロットカードで言えば「ハーミット(隠者)」のカード。

この「隠者」と言うカードは、「経験に基づいた知恵」というようなキーワードがあります。まさに第二部から引き続き登場するジョセフにふさわしいですね。


モハメド・アヴドゥルとマジシャンズレッド

ジョセフとともに承太郎の元にやってきて仲間になる占星術師の男。
熱血で頑固な彼のスタンド「マジシャンズレッド」は炎を操ることができます。
また占星術師や炎の能力を応用していち早く危険性を察知したりすこともできます。
そんな彼のマジシャンズレッドはタロットカードでいえば「マジシャン(魔術師)」

この「魔術師」は「準備万端でスタートを切る」というような意味を持っています。承太郎の前に現れスタンドという未知数の能力について身を持って教え、さらにタロットカードを使って承太郎のスタンドに「スタープラチナ」という名前をつけて旅立つ準備をした占星術師で炎使いの彼にこそ「魔術師」というカードはふさわしいですね。

花京院典明とハイエロファントグリーン

承太郎と同じ学校に通う花京院典明はとても知的で容姿端麗なイケメン(担当?)キャラクターです。
彼は最初はDIOに操られ敵として現れますが、承太郎に助けてもらい洗脳を解かれてからDIOを討つ旅に同行します。

知的でクールな印象の花京院典明のスタンドは「ハイエロファントグリーン」人の体内に入って操作したり、人型でありながら伸縮自在な形状を使ってトリッキーな技を繰り出します。

そんなハイエロファントグリーンはタロットカードで言えば「ハイエロファント(法皇)」




このカードの意味は、「精神的な指導者」「モラルや規律、秩序」という意味を持つカードです。


「結界」を作り出し、結界に触れた者に攻撃を繰り出すというような空間に起立を作り出すさまや、頭の回転が速く、最後の最後に命をかけてラスボスDIOの秘密能力のヒントを仲間に与えて散っていく様などが、この「法皇」というカードにリンクしてきますね。

ジャン・ピエール・ポルナレフとシルバーチャリオッツ

妹の敵を討つためにある男を追っていた陽気なフランス人。ポルナレフも旅の途中でDIOに操られてしまい、承太郎たちに敵として襲いかかってきました。花京院同様洗脳を解かれてからは承太郎たちの旅に同行します。

直情的かつおちゃらけたポジティブでお笑い担当でもあるポルナレフのスタンドは剣の達人の「シルバーチャリオッツ」

タロットカードでいえば「チャリオット(戦車)」のカードです。

このカードの意味は「勇気」や「イケイケドンドン」なキーワードを持つカードです。明るく怖いもの知らずでどんどん突き進むようなタイプの彼にふさわしいカードですね。

イギーとザ・フール

主要な仲間キャラの最後は何と犬です。血統書付きのボストン・テリア。
犬なので言葉は発しないものの、とても賢い犬で作中ではよくこの生意気な犬の脳内で考えていることが描かれています。

賢い犬で自由奔放に暮らしていたところ、半ば強引に承太郎たちの戦いに巻き込まれていきますが、とある戦いをきっかけに意志を持って戦いに加わるようになります。

そんなスタンドを操る賢い犬であるイギーのスタンド「ザ・フール」は砂を変幻自在剤に操ります。

タロットカードで「フール(愚者)」の意味は、「自由」というキーワードを持ちます。




イギーの元々の自由奔放な犬生や、素直自由自在に操って、色んなものを作り出したりするスタンドにふさわしいカードですね。



DIOとザ・ワールド

DIO(ディオ)は極悪非道の吸血鬼です。
第一部の宿敵であり、ジョセフの祖父に当たる「ジョナサン・ジョースター」が戦った相手です。

人間の頃から、極意な性格をしており、自分の親や、ジョナサンの父などを手にかけ、石仮面の呪いの力を使って「吸血鬼」へと変身します。

とても賢く、プライドも高く、天才的な知能や体力を持ち合わせており、さらに「太陽(陽の光)」以外の弱点がない吸血鬼となり超人的な力を身に着けたディオでしたが、第一部でジョナサンに敗れます。

しかし、首だけの状態になってもなお死なずに最後はジョナサン身体を奪って生き延びます。そして長年の時を経て復活してしまうところから第三部が始まります。

見た目もかっこよく、自信に満ちた態度や、完全無欠な能力を持つことから敵でありながら「悪のカリスマ」として非常に人気の高いキャラクターでもあります。

そんな完全無欠な生命体のDIOのスタンドは「ザ・ワールド」このスタンドは「時を止めてしまう」というDIOだけの世界を作り出すチートな能力をもっています。
まさに完全無欠のこのスタンドのタロットカードはそのまま「ワールド(世界)」のカードです。




そして、「世界」のカードの意味は、完全、完璧、パーフェクトというような意味をもっています。
敵ながら、絶対的なカリスマで、完全無欠な力を持つDIOにふさわしいカードですね。


こうやってみると、ジョジョの作者の荒木飛呂彦さんはタロットカードの意味をしっかり理解してキャラクターやスタンドを設定していったのだろうな。と感じることができますね。


タロットは「偶然」を引き当てるから面白い

タロットって結局占いでしょ?と思う方もいると思いますが、
78枚のカードの中から「たまたまそのカードが出てくる」
その「偶然」をどう捉えるかで重要度は変わってくるかと思います。

「偶然」「たまたま」だから意味がないと捉えるか、

世の中の出来事は偶然の連続だからこそ、この「偶然」が意味があるものと捉えるかでタロットカードの持つ力の意味は変わってきますね。

また、状況や判断、引いた人によってカードの解釈は変わってきます。
「愚者」のカードが「自由」というキーワードで伝えましたが、状況や質問解釈によっては「何も考えていない愚か者」的に解釈する場合だってあります。

結局のところ「信じるか信じないかはあなた次第」
なのですが、

私はタロットの偶然性と
カードそのものの「解釈」をどう捉えるかは
その人の考え方や価値観、その時の状況で決まってくるので、
奥が深くて楽しいなと感じています。

ぜひ皆さんもタロットで遊んでみてくださいね!


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