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【読書記録】社会を変えるには、まず身近なところから。

最近TVでよく見る、元明石市長泉房穂さんの書籍「社会の変え方」を読んで感じたことをまとめてみる。

泉さんは、自分の弟生まれつき障がいをもって生まれ、社会における少数派としての経験から「誰にとっても優しい社会」をつくることが彼のルーツにあると語っている。

明石市は、「子どもを大切にする市」として、5つの無料を掲げた。
①18歳までの医療費無料
②第2子以降の保育料の免除
③中学校までの、給食費の無料
④公共施設の整備とその利用料の無料化
⑤おむつ定期便(1歳まで)

これらの施策は、やろうと思えばどこの自治体でもできるはずだと述べる。

明石市は、優先順位を「子ども」においている。一方で、地理的な要因から、「学ぶ(大学)、働く、遊ぶ」の整備をあきらめている。

政治は、「限られた資源を何に分配するかを決める」ことつまり、「優先順位を決める」ことだと考える。

明石市で、泉さんが行ったことはまさにこれであり、国債発行によって、なんでもやろうとすること、ツケを将来世代に、回して誰にでもいい顔をする政治とは真逆である。本来、政治はこうあるべきだ。国政でも見習っていただきたい。

そうはいっても、日本全国人々のニーズにこたえ、誰もが納得のいくような政治を国政に求めるのは、酷なのではないだろうか。

だからこそ、地方政治が大切なのではないか。
自分たちの社会は自分でつくるということだ
小さいこと、自分の手に届く部分から変えていくということである。

恥ずかしながら、今自分の住んでいる地域の議員は誰で、どんな活動をしているのか全く知らない。

それでは、だめだ。
「私」の声を政治に反映させてくれている(はず)の市議会議員の活動くらいは、知るべきなのでは?そう思い、ちょうど行われている市議会の様子をHPから見てみた。

そこでは、市内中学校の部活の話題、地域の施設の今後など私たちの生活に密着する議題が議論されていた。身近なので、聞いていてなるほどと思うことが結構あった。(長いので、興味をもったトピックのみ視聴してみた)

たまたま、私はこの本を読み地方政治について考えたが、多くの人は全く知らずに生活しているのではないだろうか。

少しでも、自分が関わる地域や社会を変えるために、自分も何か行動したり、地方政治に関わりたい、知りたいと思えるような授業をこれからしていきたい。一人の主権者として。

そのようなことを考えさせられた本でした。

<a href="https://www.amazon.co.jp/dp/B0B4R9DDYK?tag=booklogjp-default-22&linkCode=ogi&th=1&psc=1" target="_blank" title="社会の変え方 日本の政治をあきらめていたすべての人へ(明石市長・泉房穂)"><img src="https://m.media-amazon.com/images/I/41jxdclUt1L._SL75_.jpg" width="51" height="75" alt="社会の変え方 日本の政治をあきらめていたすべての人へ(明石市長・泉房穂)" /></a>


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