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WHITE ALBUM2を改めて考えてみる

 WHITE ALBUM2が好きなわりにはあまり考えたことがないので、これを機会に簡単に考えてみた。

あらすじ

夕暮れの音楽室で俺が奏でるギターに合わせるように。
隣の教室で顔も知らない誰かが奏でるピアノに合わせるように。

屋上から響いてきた、鈴が鳴るように高く澄んだその声は、
バラバラだった俺たち三つの旋律を繋いでくれた。

始まりは、そんな晩秋。
そのとき、誰かが誰かに恋をした。

誰もが一生懸命だった。
誰もが強い気持ちで突き進んだ。
誰もが、ひたむきに、まっすぐに、正直に——
心の底で結ばれ、かけがえのない瞬間を手に入れた。

だからそのとき、誰かが誰かに恋をしてしまった。
一足遅れの、してはいけない恋を。

そして冬——降り積もる雪は、すべての罪を覆い隠し。
やがて春——雪解けと共に、すべての罰を下す。

公式サイト

内容

introductory chapter

 序章の高校生編。選択肢がなく進めやすい。けれど、あらすじの通り誰かが誰かに恋をした時点でこの軽音同好会は一触即発の地雷原となりましたが、すぐに爆発。

closing chapter

 軽音同好会の関係に亀裂の入ったまま大学生編へ。ここでは雪菜と関わらずにまた別のヒロインたちとイチャコラする破章。ちなみに小春が好き。

coda

 kanon問題!?(的外れ)ちなみにkanon問題はkanonの奇跡は一度しか起きないので、その他のヒロインたちは悩みの問題を解決できず幸せにならないということ。……まあ、似たようなものではあるか。
 社会人編。丸戸先生、徹夜主人公好きすぎだろ。

考えたこと一覧

選択肢がないicパート

 これは言わずもがなみんな知っていると思いますが、ゲームを始めると「いっけなーい! 遅刻遅刻!」から始まるのではなく、すでに雪菜とかずさと春希の関係性が確定した現在から始まりますよね。
 空港からかずさを見送るやつ。ここから過去に戻って物語が始まります。
 そこで考えれることは、すでに未来が決まり終わっているから「不可逆的なもの」として選択肢のない一本道となってるんじゃねーのと考えました。


杉浦小春の存在

 小春の友人の美穂子は春希のことが好きだったけれどタイミングの悪い時期に想いを伝えてしまったため酷い振られ方をされてしまう。それをキッカケに出会い交友を深めていくわけですが、これが罪深すぎて大罪を犯してしまったの疑惑出ちゃう。
 そうすると「どうして私はダメなのに小春はいいの?」となりエスカレートして、自暴自棄になっていくストーリー。最高。

 小春は春希に肩入れしていくうちに「気になる存在」に昇華していくんですね。でもこの「好き」という感情は美穂子を抜け駆けしてしまうからダメと。
 ここの二律背反の感情が、サブヒロインの3人の中で一番軽音同好会の3人に近いなと考えました。


この感情を「恋」と決めた時、関係は破壊される

 軽音同好会の3人は「恋する相手」ではなく、あくまで「友人」としての関係性をもっていました。これは今まで過ごしてきたことはかけがえのないもの、大切なものなので壊したくないですよね。
 例えば、かずさが友人から恋人になるとどうなるか。
 3人の関係は壊れて雪菜と春希の関係も壊れて、破壊の神となります。
 けど、逆にその感情を抑えて友人として続けたとしても、傷ついて諦めきれない恋心を抱えてしまうことになります。つまり詰みですね。


じゃあどうすればいいん?

 春希はなあなあに超絶かわいいミスコン優勝者の告白を受けずに昔から好きだったかずさとの関係を深めて告白をしておけばいい!(適当)

まとめ

意外と同じ考えの人持ってそう。
自由に解釈してみんなで楽しもう。

おわり

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