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農業経験ゼロなのになぜか田植え機の仕組みについて詳しい謎女子・人生初田植えをする

はじめまして、田植え。①

新潟といえば、米!コシヒカリ!!!
なのに、新潟に来た理由のひとつにも「農業」や「米」というワードが入っていなかったわたしは、(もちろんお米の美味しさには感動しっぱなしであるが)、農業や米作りと特に縁もないまま新潟で10ヶ月過ごしてきた。

もちろん、近所の方はほとんどが小さな畑を持っていて採れたての野菜をいただいたり、時には採らせてもらったり、一緒に山菜を採ったりもしたわけだが、わたしには畑をする場所もないし、自分で何かをしたことはなかった。

そんな農業とまるっきり縁のなさそうなわたしであるが、実は、

・新卒から4年半働いた会社では、お客さまのひとつがkubotaさまで、建設機械、農業機械ともに作動原理や使い方について説明するコンテンツの開発や制作にバリバリ携わっていた
・大学時代に北海道の農家で3週間住み込みアルバイト(といっても、ほとんどが道の駅での売り子)をしていたことがある

という、謎な経歴の持ち主である。
あの頃は、「こんなこと一生役に立たない」と周りからも苦笑されていたが、まさか巡り巡ってあの頃の知識たちが役に立つ日が来ようとは。
きっとわたし含め、誰も想像もしていなかっただろう。

前置きが長くなってしまったが、そんな前職の経験やせっかく新潟にいることなどから有難いことに機会をいただき、人生初・田植え体験をしてきた。

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苗を植えていく仕組みや、レバーや機械のパーツの名称がなぜか、わかる。

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なんのためにある器具なのかもわかる。
なんだか、嬉しくてにやけてしまう。(真面目にやってましたすみません)
人生の点の経験が線になる瞬間は、鳥肌が立つほど幸せで感動する。

「ああ、植付レバーで操作するのね。了解です」
なんてちょっと得意気に会話をしながら、(「植付」の漢字の送り仮名どうするかでお客さんと資料見漁ったなあなんて思い出しながら)、さっそく田植え、開始!

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さっきまでの余裕はなくなり、無表情かつ超真剣に前とマーカーの印を見て細かなハンドル操作を頑張る。もともと車の運転に自信がないので、尚のことだ。

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そんなこんなで、簡単なまっすぐの部分だけであるが少しだけ、新潟の地に少しだけ爪痕を残せたかなあ、今までの経験がまたひとつ活きたなあと、大変嬉しく思える体験だった。
水面に映る青空が美しい。(雨予報やったのに。さすが晴れ女)

稲穂が黄金に輝く季節が今から楽しみだ。
なにより、こんなに未経験も良いところなわたしにこのような機会をくださったみなさまに感謝感謝である。

秋にまた、元気に稲刈りの様子をお届けできたらいいなあ。

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Yu Ishisaka
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