セラピストのキャリアが3年目になったら意識してほしいこと
今回は全てのセラピストに向けて、『セラピスト歴3年目』について、超個人的な記事を書こうと思います。
最低限の約束事
あなたの周りに『上手なセラピスト』はいますか?
また、あなたは『上手なセラピスト』でしょうか?
何をもってして“上手”とするかは、ひとそれぞれ違いますが、最低限の約束事があります。
それは
相手を不快な気持ちにさせないことです。
不快な気持ちにさせる要因として、具体的な例をいくつか挙げると、
リズムが不安定
圧の強弱が不安定
入圧角度の不安定
ゴソゴソ触ったり無駄な動きが多い
骨を押している
などがあります。
これらを感じさせると、不快感に加えて、キャリアが浅いことがすぐにバレます。
リラクゼーション業界に入って1~2年の間に、これらは必ずクリアしておかなくてはいけません。
逆にいえば、これらをクリアしてしまえば、“上手・下手”はあまり関係なくなります。
“上下”ではなく“左右”が重要になる年
さて、キャリアが3年目にもなると、殆どの人が、前述した約束事をクリアされると思います。
そしてこの年からは、セラピスト自身の『個性』が重要になってきます。
『“上手・下手”はあまり関係なくなる』
と上に書きましたが、
上手・下手を『上下』とするならば、個性は『左右』と私は捉えています。
周りのセラピストに目をやると、
左を向けば“ツボに強い人”。
右を向けば“美容に強い人”
もっと広く見渡せば、“治療系に強い人”、“アロマに強い人”、“東洋医学に強い人”・・・色んなセラピストがいますね。
セラピストを3年も続けていれば、『これは面白いな』と思うこと、『これはしっくりこないな』と思うことなど、興味のある事と、ない事がハッキリし始めます。
これはあなたに、セラピストとしての『個性』が芽生えた証拠です。
キャリアを重ねていく中で『これは面白い!』という気持ちから、あなたの個性が生まれます。
あなたの『面白い!』と思ったものは何ですか?
それをしっかりと持ってください。それがあなたをセラピストとして成長させていく上で、最も重要な糧になっていきます。
感動が自分を助けてくれる
極論、人間は感動したものしか記憶に残りません。
嬉しかったこと、楽しかったこと、悲しかったこと、悔しかったこと・・・
心が動いた時に、記憶に刻まれます。
キャリア3年を迎えたあなたに『面白い!』と思えることがあるならば、それをガンガン学んでいって下さい。
必ず記憶に残り、財産になります。
これから先、
5年、10年と続く中で、記憶に残ったものは、自分をさらに昇華させてくれます。
『上手下手』も大事ですが、意識すべきは『左右』です。
あなたは何かに夢中になれていますか?
上下ではなく左右を見渡し、光る個性を見つける年。
それがセラピスト3年目です。
森脇ゆう/一般社団法人日本ヘッドセラピスト認定協会福岡講師
【ヘッドマッサージ(ドライヘッドスパ)の資格講座】
一般社団法人日本ヘッドセラピスト認定協会HP『head life』
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