母の日はふつうの日 つづき
『母の日はふつうの日』
こんな風に思うのは、私の母が深く関係しています。
母はとにかく自分のために人が集まってくれることが好きで、どうすればみんなが集まってくれるのかを常に考えていた人。
母の日のプレゼントも大好き。先に品物を指定してきたり、自分で気に入ったものを購入してレシートを渡されたり…こうさらりと書くと、特に変わったこととは思われないでしょうが、母とあまり仲が良くない私からすると、なかなかパンチのあるアピールの仕方だなと思っていました。強要されるのがしんどくて、毎年、母の日が近づくと心が苦しくなったものです。
だから私は自分の子どもたちに、母の日には何もしなくていいよ、普通でいいよと伝えることにしました。
けれど今年の母の日が過ぎた頃、ふと思ったことがあります。
それは、私が子どもたちに対して言っている「何もしなくていいよ」も、形は違うけれど同じ強要なのかもしれないな、と。本当は母みたいになりたくないと強く思っているのに、子どもたちに自分の考えを押し付けてしまっていたのだな、と気が付きました。
子どもたちに私の気持ちを話そう。
なぜ「母の日は普通でいいよ」と言うことにしたかを、正直に伝えてみようと思います。
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