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はしご面会

年始のある日、1日で父母それぞれの施設を巡りました。

まずは父のところへ。
いつもの私ひとりだけの面会とは違い、義理の息子や孫も一緒だったので、父はご機嫌で饒舌でした。15分間の面会時間の間に、同じことを3回も繰り返して話す父に対して、驚くことなくサラリと返していた主人と子どもたちを見て、私より大人だなーと感心。ふらつくのを必死に隠しながら、立ち上がって見送ってくれた父。特別感のある面会がいい刺激になっていればいいなと思います。

続いて母のもとへ。
母は目をキョロキョロ動かして、「この人たちは誰だろう?」という表情。もう誰のことも分からなくなっている母ですが、主人と子どもたちのことが嫌ではなさそうでホッとしました。持参したクッキーに次々と手を出し、あっという間にひと箱を食べきりました!最近は言葉がどんどん出なくなり、幼児返りしている母は、口をパクパクして「もっと欲しい!」とおねだり。そんな姿を見ても、主人も子どもたちは動じず普通に声をかけてくれる…本当に有り難いです。

年末年始のお休みに、はしご面会のお付き合いをありがとうね。


画像は木彫りの干支(巳)です。
母が気に入っていた木彫り作家さんの作品。たぶん、前の巳年の時に買ったのだと思います。包装されたままだったので、持ち帰って飾ってみました。シルクハットと蝶ネクタイでおめかしした姿なら、巳も怖くない 笑

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