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備忘録80000文字
両親の介護をすることになった2023年夏から、備忘録をつけています。備忘録なので、感情的なことは書かず、ただ淡々と書くことを心がけています。なぜかというと、感情的なことを書き始めると、何時間でも書き続けてしまいそうで恐ろしいですから…苦笑。
どんなことを書いているかというと、その日、自分が行ったこと、自宅にかかってきた電話記録、郵便物、届いた荷物、医師や施設とのやり取りなど。実は父はまだ仕事じまいをしていないため、仕事関係の電話と郵便を記録するのが一番大変です。1日にいくつか記録しないといけないことがある日は、①②と番号を振っています。両親それぞれに記録することがあった日は⑦や⑧まで書くこともあります。そんな日は書きながら、「よくやったね、お疲れさまー!」とつぶやいて自分を労わることもあります。
そんな備忘録が、本日、80000文字を超えました。
noteもInstagramも時々しか更新できない私が、なぜ備忘録だけは書き続けられているかというと、それは何度も助けられているからだと思います。「いつか何かの役に立てば」と書き始めたのですが、いつかどころか、私自身はまぁまぁの頻度でお世話になっているのです。毎日毎日、次々にふりかかる問題をこなすうちに、集中力も記憶力も怪しくなって、「覚えておこう!」と思っていても、指の間を砂が落ちていくようにサラサラと消えていく記憶たち。「あのオペレーターさんのお名前、何だったっけ?」とか「いつのことだったかな?」とか、「うろ覚え」なことを検索機能を使って調べてヒットした時は、本当にうれしくて、「えらいよー!過去の私!!」と自画自賛しています。
そんな有り難い備忘録なのですが、80000文字を超えても感慨深い感じは全くなく、むしろ、「一体いつまでこれを書き続けるのだろうか」と考えると気分がめり込みそうなのが本当のところです。文字数が増えていくにつれ、虚しい気持ちの方が大きくなっていくのが辛い。さらに、ここから先はどんどん弱っていく両親のことを書くことになるので、心を「無」にして淡々と書いていけるかも不安です。それでも私は書き続けると思います。一生に一度だけの両親の介護を、文字に残さないなんて勿体ないですものね。また時々、節目の文字数の時にお知らせします。さぁ、今日の分を書いてきます!