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あなたの作品が売れない理由

人の賢さ(=経験値)とは、反省の着眼点に表れる。

あなたは、自分の作品が売れなかった時、どんな理由を導き出してきましたか?

・内容がよくない
・タイトルがそそらない
・PRが上手くいかない
・営業ができない

その他も沢山考えられるでしょう。
僕も日々メモにアイデアや考え方、新しい表現などを書いていますがその都度思います。
「うわ、これは誰も思い付いてない発想だ!」と。

恥ずかしげもなく言いますが、これが本気で思ってるんです笑
でも、根本的に人間みんな自分が一番可愛いし、自分が世界の中心であると疑いなく生きている生き物です。だけど、どれだけ自分のアイデンティティを信じても、世間は残酷で評価してくれないことの方が多い。

どこに正解があるのでしょうか。

100%言えることは、「売れない答え」も「売れる答え」も常に自分の消費体験の中に存在しているということです。

特別な魔法みたいなアイデアなんて必要ないし、特効薬なんていう漫画みたいなモノも存在しない。正解は、自分自身が体験した「つまらないなぁ」という感情や「面白いなぁ」という感情を得た体験に必ずソコに在ります。

・インスタ広告につられて買ってしまった。
→広告のなにが自分に刺さったんだろう
・本の表紙が良かったから買ってしまった。
→表紙のどういう点が刺さったんだろう
・評判がいいと聞いたから買ってしまった。
→誰の評判でもよかったのかな、どうやって評判を作ったんだろう
・一度目に入ったけど買わなかった
→なんで期待できなかったんだろう、どういうところに反応しなかったんだろう

反対に、売れない人達の考え方からは、反省の際にリアルの消費体験が抜け落ちています。
つまり、自分の消費体験から逆算するのではなく、その場で考えたアイデアを原因に置いていくのです。

・デザインがよくなかったな
・話しの構成が微妙だったな
・キャラの設定がダメだったな
・宣伝の感じがダメだったな

言語化できない「雰囲気」で原因を結論付けていく。こういう反省の仕方をしてしまうのには、明確な理由があります。

「弱さを認めたくないプライド」が売れるための邪魔をしている。


想像してみてください。
・4打席立ってノーヒットだった時、そのビデオを見て反省しようとすんなり思えますか?
・芸人だったとして、バラエティで滑りまくった映像を反省のためと直視できますか?
・仕事で上手くいかず、上司にはきつい言葉で怒られた後に、それでも自分のためにと嫌いな人間にFBを求めにいけますか?

口で言うほど、弱さを認めるということは、簡単じゃない。だからこそ、その修羅の道を突き進んでボロボロになりながらでも前を向き続けることができる人間が、成功していく。

先程言った通り、基本的には、人間誰しも自分が世界の中心にいると信じて疑ってない生き物です。
俺が一番高い能力を持っている、私が一番努力している、自分が絶対一番頑張っていると。

あなたが売れないのは、一円の価値もない「自分を正当化しようとするプライド」を精神安定剤としてすがっているからです。

よく恋愛で、弱さをさらけ出せる人間が一番優しく信用できる。という表現を誰かが言ってましたが、本当にその通りだと思います。 

僕自身も毎日学ぶことばかりです。
誠実に謙虚に愛情を込めて、そんなコンテンツにしていければと思っているので、少しでも誰かの「ありがとう」に変われば嬉しいなと思います。

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