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活動報告:THE FLAP BASE小規模勉強会「共感を呼ぶ企画のつくり方」

2024年2月1日「共感を呼ぶ企画のつくり方」と題した小規模勉強会を開催しました!12名の方にご参加いただきました。

第一部

はじめに、共感を呼ぶ企画・アイデアをカタチにする大切さについて、中海テレビ放送Chukaiトライセクター・ラボ 上保が説明させていただきました。

次に、共感を呼ぶ企画・アイデアをカタチにする実践者として、アマゾンラテルナ鳥取大山オフィス代表 総合プロデューサー 貝本さんに「住民を巻き込む企画のつくり方」と題してご講演いただきました。

共感には評価的共感(good)と感情的共感(like)がある

冒頭、共感と一口に言っても、実は「評価的共感(good)」と「感情的共感(like)」があるというお話がありました。
評価的共感(good)はビジネスや政治などに対する共感で、感情的共感(like)はコミュニティや番組などに対する共感です。
自分の企画でどのような共感を得たいのか、自分自身が把握している必要があります。

課題を深堀する

貝本さんは番組などを企画する際は問いから立てられるそうで、問いに対し「なぜ?」を繰り返すことで、課題を深堀されるそうです。
例えば、「地域に若者が少ないのはなぜか」という疑問に対し、「遊ぶところが少ない」という答えで終わらせるのではなく、「なぜ若者の遊び場が少ないのか?」「なぜ若者の要望は大人に届かないのか?」など、「なぜ?」を重ねることにより、本当の課題が見えてくると仰います。

つぶやきをカタチにした一点突破

「困っていることはありますか?」と質問して返ってくる言葉より、普段の会話でぽつりと出たつぶやきこそ一番の課題であると貝本さんは仰います。実施に、貝本さんは大山町の住民の皆さんと交流する中で、住民からぽつりと出る末っ子女子の結婚の難しさや在宅介護などの問題を番組にしてこられたそうです。

こうした番組は広く大勢に刺さる話題ではないかもしれませんが、無難で丸い企画は人の心に刺さりにくく、細く尖った企画の方が人の心に刺さるというお考えのもと、番組制作をおこなってこられたそうです。

第二部

貝本さんのご講演後、ビジネス学習コミュニティ“THE FLAP BASE”の活性化策を企画するワークショップを開催しました。

主語を「みんな」ではなく「自分」にする

ワークショップでは貝本さんに各テーブルを回っていただき、参加者の皆様へコメントしていただきました。
どうすれば多くの人が参加したくなるコミュニティにできるかを考えているグループに対し、貝本さんより「主語を“みんな”にすると他人事になってしまうので、主語を“自分”にすると良い」とコメントがありました。
「こんなイベントなら仕事を休んででも参加したい」など、自分を主語にすることで、コミュニティのあり方も考えやすくなりました。

常連さんだらけのスナックにしない

最後に、コミュニティ運営において大切なこととして、「常連さんだけが居心地のよい空間にしない」というお話をしていただきました。
コミュニティには初めての人も参加しやすくなるよう、新陳代謝が大切であり、大山チャンネルでも常に新しい人に声をかけるようにしているそうです。

まとめ

今回の勉強会は税理士法人ユア・サポート 亀谷新太郎さんが企画してくださいました。
THE FLAP BASEでは、今年度、参加者の「学びたい!」をもとに様々な小規模勉強会を開催してきました。
毎回新しい方も参加してくださり、県内ビジネス人材のつながりが広がってきています。
今後も皆様の学びの意欲に応えられる企画を実施してまいりますので、皆様ぜひご参加ください!

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