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家族の今と未来の快適さを叶える住まい

新築時はどうしても予算的に後回しになりがちな外構プラン。
予算がギリギリだったり、オーバーしていると、やりたかったことが削られていき、思わぬ方向に進みがちです。

齋藤様邸も同様に、最初は他社から出された予算ありきのプランに、『もう少し提案が欲しい…何かが足りない…』というような気持ちが生まれ、むしろその『何か』が明確化されて行ったようです。
このご家族の思いが今回のご相談に繋がりました。

こちらが、施工前の状態です。

そして、こちらが完成したエクステリア。
結果的にはご家族の思いが叶い、予想以上の仕上がりに満足感を感じて下さったようです。

エクステリアへのさまざまな夢や思いを諦めなかった外構プランは今だけでなく、将来のご家族の快適さをも叶えるフレキシブルなデザインになりました。

デザインとコストの取捨選択で生まれた機能性と快適性

予算バランスを考えながら実現したご家族のリクエストとは、果たしてどのようなものだったのでしょう?

それは、ご家族分の駐輪スペース、2台分のカーポート、玄関やリビングからも直結のタイル貼りテラス、ワンちゃんの足洗場…実に多彩な機能が溢れる外構です。

たくさんの要望を限られた予算やスペースの中で全てを詰め込もうとすると、景観的にも機能的にも残念な仕上がりになってしまうことが多いもの。
ところが、齋藤様邸の外観からはそれをほとんど感じさせません。
そこには潔い取捨選択と、空間デザインの力が感じ取れます。

たとえば、当初はサイクルポートもご希望でしたが、屋根の存在感が壊してしまう景観へのインパクトと、予算への負担を考慮してとりやめに。
ご希望だったワンちゃんの足洗場は、フォーカルポイントでもある正面の塗り壁の背面を有効利用。
位置的にもちょうど玄関前ということで、便利に使えそうです。

ご家族の夢だったというテラスでの時間も、お庭を変形テラスとすることで、道路側の駐輪スペースを3台分しっかり取りつつも、見かけ以上の広さ、寛ぎを感じられる場所になりました。

どこを見ても快適さ、安らぎに満ちた仕様に富んでおり、コストとデザインの上手なメリハリが感じられます。

小さな明かりがあちこちでほのかに灯る夜の外観は、派手過ぎず地味過ぎず、ちょうど良い明るさ。
ホッとするような安心感に包まれます。

安らぎと開放感が溢れる景色づくり

北欧風の建物を引き立てるナチュラルで開放感に溢れる外齋藤様邸の外構はやわらかな色彩とゆるやかなラインが印象的なしつらえです。
アールを描いた味わい深い塗り壁をフォーカルポイントに、シンボルツリーが陰を落とすファサードは、華やか過ぎず落ち着いた景観を演出しています。

乱形の自然石が広がるアプローチから、ゆとりのあるテラコッタ風タイルの階段を踏み進めると、その先の景色へ視線が通り抜ける角柱のパーティション
これが奥行き感のある背景を作ります。

階段を上りきった先に見えるのは、木目調のタイルアプローチ
まるでウッドデッキに降りたような気持ち良い色彩は、帰ってきたご家族を安らぎの時間に導いてくれそうです。

リビング前へと続くアプローチには、外部の視線をさりげなく隠してくれる木調の横張りフェンス
光も風もよく射し込むテラスは、開放感と共に室内からの景色に寛ぎを生み出します。


フレキシブルでありながら、ご家族や老後も見据えた設計

齋藤様邸の外構計画の中で気が付くのが、お母様への思いやりに満ちた安全性や、快適性への配慮です。

例えば、ゆとりのある階段
通常であれば、300角タイル1枚分を使うことが多い踏面の部分には、1枚半近くのゆとりをもたせています。
もちろん、アクティブに活動されている今は必要ないものの、将来的には階段に折り畳み式スロープか、階段昇降機の設置も考慮されています。

この緩やかなステップの傍らには、枕木に取り付けられたアイアンの手摺りが。
一見、ガーデンアクセサリーのように見えますが、これが有ると無いとでは、階段の上り下りに感じる恐怖感も大きく違ってきます。

広々とした玄関ポーチの傍らには、独立型の手摺りが設置されています。
これは握らなくても、肘を掛けて、体重を載せるスタイルで体を支えることもできます。

玄関を出て通りに出る…健康体の内はまったく気が付かない危険性や大変さを見据えた工夫を施した齋藤様邸。
敢えて目立たせず、デザインと一体感を持たせながらもさりげない配慮を感じさせる設計です。

家族全員とワンちゃん、ネコちゃんの手形が残されたアプローチ。
家族の思い出と共に深く刻まれていくことでしょう。

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