乱形石と2枚の門扉がファサードを優しく守るクローズドエクステリア
佐藤様邸は、もともとファサードにご自宅とは別の建物が立っていましたが、解体したことで道路からお庭や玄関が丸見えという状態になってしまいました。
そこで、プライバシーは確保しつつ、採光性や通風性は損なわないクローズドエクステリアをご提案しました。
施工前の状態がこちらです。
そして、こちらが完成したエクステリア。
2枚の門扉がファサードを優しく守る
クローズドエクステリアにふさわしく、堅牢な雰囲気の門扉と門柱で外と中を明確に区切っています。
お客様専用の駐車場は出入りがしやすい斜めの設計で、近隣を通る車の流れに沿ったデザインが隠れた工夫です。
玄関を隠すように5枚連ねて立てたフェンスは、金物の冷たさを軽減させるためにアースカラーの柿渋をチョイスしました。
長方形のタイルで造作したデザインウォールの持つ雰囲気とも一体感が感じられるデザインですね。
アプローチを守る大きな扉は、三協アルミのライアーレという車庫用扉です。
左右どちらからでも開閉可能なダブルオープンタイプの扉なので、お車を出庫する際に左右どちらの進路も畳んだ扉は障害となりません。
扉を奥に進むと、両側を重厚感のあるデザインウォールがカバーしている幅広のアプローチが目に入ります。
人の動線は右端に乱形石でデザインしてあり、特別感が演出されていますね。
門扉に向かうと、今度は床面の乱形石を取り入れた壁が立体的に空間を彩っています。
幅広で長いアプローチは自家用車用のカースペースでもあります。
アプローチ奥の植栽スペースの前には車止を設置しました。
バックの際は右側だけに注意を払えばいいので、車止も右側のタイヤ分のみ取り入れています。
重厚感の感じる門まわりにふさわしく、取り入れた門扉も渋めの親子扉を選択しました。
車庫用扉と親子扉のコンビがアプローチの前後をしっかりと守り、セキュリティ面の心配はありません。
門扉を進むと、アプローチは玄関方面と奥のお庭へと2つに分かれます。
足下はブラウンのタイルで構築してあるので、アプローチの隣にある縦桟のフェンスとのカラーの一体感もバッチリです。
既存の植栽と手すりを中心にデザインされ直してあるので使い勝手も変わらず、使用上の違和感もありません。
夜になっても大型の門扉がアプローチを守ってくれているので、安心感が感じられますね。
新たに設けた門灯や既存のウォールライトがお庭の各所をしっかりと照らし、タイルや自然石を明るく染めています。
駐輪スペースは夜でも自転車が出し入れし易いように、低い位置にバーライトを取り付けました。
首をフレキシブルに振れるタイプのライトなので、必要に応じて自転車側を照らしたり、壁をライトアップするなどの変化が簡単に楽しめます。
門灯として使っているのは丸型のウォールライトです。
同じものを2つ、縦に並べて門まわりや植栽スペースを照らしています。
木目の囲いに包まれた空間で花と笑顔が咲き乱れる
奥のお庭はプラスGシリーズのGスクリーンで側面と上空を覆ったプライバシー重視の空間をデザインしました。
床面はタイル貼りで端にはピンコロ石で造作した花壇をプラス。
様々な下草が生い茂っています。
色とりどりの植栽がご家族の心を楽しませるとともに、管理するために足をお庭に向けてくれるので、自然と2家族がお庭で過ごす時間も増えることになります。
囲いの上部も屋根材でしっかりカバーしています。
こちらの素材もクリアマットなので隣家の2階からの視線も感じられません。
自然の風や植物の息吹は感じつつも、雨や視線からはしっかり守ってくれる、2つのご家族のためのプライベートガーデンの完成です。
主庭はGスクリーンで完全に覆っているので、夜になっても隣地からの干渉を受けずに思いのままに過ごせます。
立水栓は流線型が美しいステンレスカラーの2口タイプをとりつけました。蛇口が2つあるので、ホースをつなぎっぱなしにしていても使い勝手は損なわれません。
アプローチでも使った乱形石を水回りに用いているので、機能的なシルバーの雰囲気を少し和らげてくれています。
囲いはクリアマットのパネルと縦桟のフェンスを交互に用い、閉塞感を生まないように配慮しました。
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