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既存のウッドデッキをメインに据え、自然素材をふんだんに取り入れたエクステリアにリフォーム

施工前の状態。
高台に立つ坂元様のお宅は、お庭から見える景色が絶景でした。
しかし終わることのない雑草との戦いに嫌気が差し、お庭に出ることが減ってきてしまいました。
せっかくのエクステリアをまた使えるようにとリフォームを決意し、癒樹工房へご相談くださいました。

そして、こちらが完成したエクステリア。

既存のウッドデッキを活かしたローメンテナンスかつナチュラルテイストなお庭が完成しました。

ウッドデッキを中心にナチュラルモダンにリガーデン

階段を登ると、白く美しいデザインウォールが左側に見えてきます。
このデザインウォールは奥の空間にプライバシーをプラスするためにつくられました。
新たに造作したデザインウォールのおかげで、動線上からリビングルームの中が見えづらくなっています
赤いタイルのラインが印象的ですね。

アプローチは短いながらも魅力的なアイテムで溢れています。
メンテンナンスのいらないコンクリート製の枕木を敷き詰め、その間に温かな色合いのレンガチップを敷設。
ブラウンとレッドのコントラストが印象的です。
多種多様の下草も彩りをプラスし賑やかな雰囲気になりました。

アプローチから左に向かうと、そこはプライベートスペースが広がっています。
このガーデンスペースは既存のウッドデッキを半分カットし、自然石の床面にリフォームしています。
緩やかな段差を石材と木材で設け、よりナチュラルモダンな雰囲気に生まれ変わりました。

自然石は渋目のカラーをチョイスし、色が薄くなった既存のウッドデッキのカラーとの対比が上手く表現されていますね。
自然石の貼り作業は全て職人の手作業で行います。
目地の太さが均一なのは熟練の証、設計図のない石の組み方が頭でイメージできるからこそ美しく石を並べられるのです。

段違いのデザインウォールの裏にはシンプルながら渋いカラーが光る立水栓と水鉢を配置
デザインウォールのコーナーはデッドスペースになりがちですが、立水栓を配置することで空間を少しも無駄にすること無く、フルに活用することが出来ました。ブラウンのカラーとレンガチップの相性も抜群ですね。

既存のウッドデッキの空間に新たに追加されたのは、白いデザインウォールとブラックのリサイクルレンガでつくったベンチです。
ここにはもう手を焼かせる雑草や鬱蒼としていた生け垣もないので、気軽にリビングルームの延長としてお庭を楽しく使えそうですね。
アンティークなレンガはベンチの他にデザインウォールの一部としても使用し、白いデザインウォールとベンチのデザインに一体感が出るように工夫しました。

小さな窓をデザインウォールにつくったのは圧迫感を軽減させるためです。デザインウォールの裏には既存のメッシュフェンスがあるので、転落の心配はありません。

隣地との境界線沿いには生木で簡易的なベンチを造作
リビングルーム、レンガのベンチ、ウッドベンチと、3方向から腰を落ち着けてお庭を愛でられるので、お庭の魅力も倍増します。
使われていなかったオーニングも、リガーデンによってまた使用頻度が高くなりました。

窓を開けてシームレスにリビングルームとウッドデッキを行き来できる、とっても贅沢なアウトドアリビングになりました。

夜を照らす青く爽やかな光

夜の闇を照らすのはちょっと珍しい青いグランドライト
3カ所に点在する青い光は、日中とは違った雰囲気をお庭に纏わせます。
メインガーデンも、レンガのベンチの下の隙間にもバーライトを仕込み、浮遊感を感じさせる効果を狙いました。
ウッドデッキに反射する優しい光が、直射の光とはまた違う柔らかい雰囲気を作り出しています。

夜にこそ分かるデザインの美しさが、この自然石のテラスの段差です。
ステップの側面をあえて凹ませ、隠すように配置したバーライトが窪んだ空間を明るく照らすことで、まるで浮いているかのようなデザインになりました。

植栽のシルエットが壁に映り込み、より印象的なお庭になっています。

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