大規模なプランニングで見紛うような和モダンファサードに
かつて工務店を営んでおられたという高山様邸のリフォーム前は、道路に面して作業小屋が2つあり、母屋がほとんど見えない閉ざされた状態でした。
長年の経年劣化で小屋の外壁も傷んでいたので、今回はエクステリアと一緒に小屋のリフォームも行うという大工事でした。
施工前の状態がこちらです。
そして、こちらが完成したエクステリア。
母屋前にあった小屋のうち、一つは撤去し、もうひとつは左側をリフォームしました。
作業小屋を撤去した部分はアプローチとして使用することに。
このアプローチは母屋へと向かう通路です。
育ち盛りのお子様にも安心なクローズエクステリアをデザインしました。
母屋へ通じるアプローチにはオーバードアを設置
母屋の前にも駐車できるように、電動式のオーバードアを取り付けました。
オーバードアは最大サイズのものを選択し、ゆとりのあるカースペースに。門扉も取り付け、人も車も楽に出入りが出来るようになりました。
金物はすべて柿渋色に統一してあるので、すっきりした印象を受けます。
カースペースにはカーポートを設置してお車を守ります。
和の印象のデザインウォールと床の可愛らしい足跡
デザインウォールは玄関周りの雰囲気に合わせて和モダンな印象になるように造作しました。
和モダンな雰囲気を出すため、タイルは昔の製法で作られたものを使用。
笠木には瓦を使っています。
後ろから顔を出している黒竹のおかげで軽やかさが増していますね。
また、床面には猫好きの高山様のご希望で丸いタイルで猫の足跡を表現。
足跡は奥まで続きます。
足跡を辿っていくのも楽しいですね。
プライバシー対策として設置したLIXILのプラスGと、幻想的なライティング
門扉を進むと和を意識したデザインウォールに加えて、LIXILの汎用形材「プラスG」でつくった縦格子が目に留まります。
既存物がなくなったことで丸見えになってしまった玄関周りを、効果的に隠してくれます。
夜間の安全と防犯に必須のライティングには、プラスGの梁に仕込ませたダウンライトと信楽焼のカバーを被せたポールライトを設置しました。
焼き物のカバーから漏れる光が優しく周りを照らします。
日本庭園のような侘び寂びが感じられます。
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