ダイナミックな景観と美しい木目が融合したエクステリア
施工前の状態。
古い塀とアコーディオン門扉による以前の外まわり。
既存の木々もこんもりと生い茂り、新築した建物とのチグハグ感が感じられました。
そして、こちらが完成したエクステリア。
エクステリアへのイメージにこだわりつつ、コストとのベストバランスを追及
ご実家の隣にご自宅を新築し、外構は古いままの状態だった榎本様邸。
敷地が広すぎて、何にどれぐらい予算をかけていいのか、住宅メーカーにも見積りを取ってみたものの、そのコストパフォーマンスに疑問を感じて行き詰まっていたようです。
広大な敷地に家を建てる…、誰もが羨むような話ですが、意外と落とし穴になるのが、その広さゆえに必要となる工事と付随する費用。
榎本様の場合も、古い境界ブロックの作り替えや、舗装のやり直し、門柱門扉の一新などなど…「ねばならない」工事が多岐に渡っていたようです。
これをハウスメーカー目線で見積ってもらうと、必要最低限の部分にばかり費用がかかってしまい、気が付けば求めていたイメージから遠くかけ離れて行ってしまうことも…。
というのも、住宅メーカーにとって住まいは安全や安心、耐久性といった要素がトッププライオリティ。
プラスアルファの提案はなかなか出にくいものです。
一方で外構業者は、お客様が求める外構への憧れのイメージやお庭での過ごし方など、ぼんやり思い描いている理想を引き出し、お庭を単なる敷地から、かけがえのない時間を過ごす場所へと付加価値を与えることがミッション。
だからこそ、ちょっとした思いつきや気にかかったことでも話してみると、思っていた以上に魅力的なプランが生まれることもあるのです。
癒樹工房のプランナーと、必須条件をはじめ、外構のこだわりたい部分やお庭でやりたい事についてご相談を重ねた榎本様。
お子さんとのお庭時間を楽しめるプライベート空間や、洗練されたファサード、快適な使い心地のガレージ空間をベストなコストバランスで手に入れることができたようです。
遊び心溢れるゾーニングでありながら、必要不可欠な要素はしっかりカバー
正面の門扉から足を踏み入れると、まっすぐ伸びたアプローチは家から見て斜め45度のラインに方向を変え、また、白いタイルに姿を変えて玄関へと導きます。
テラスにも採用されたこの角度は、不思議なほどスペースに広がりを感じさせます。
これは敷地が北西に向けて少し狭まっていくことに対し、敢えて仕掛けた遊び心溢れるデザインワーク。
建物や敷地に対して何から何まで平行・垂直である必要はありません。
自由な発想で描かれたお庭には、それでも駐輪スペースや駐車スペースなど必要不可欠な要素もしっかりゆとりを持って配置されています。
ご家族が心地良く快適であれば、そこに「ねばならない」という縛りはありませんね。
人通りの多い通り沿いだからこそ、印象に残る高級感のあるエクステリアに
ご自宅の前の通りは人通りが多く、目線も気になります。
そこで、外周は目線や侵入もしっかりと遮断できるクローズ外構に。
既存の木々も活用した外壁は、枝葉の緑がソフトに景観を和らげます。
壁に貼り合わされたタイル「セラウォール」(タカショー)はコンクリートの質感と杉板の木目を再現した自然な色ムラにより、高級感溢れる雰囲気を演出しています。
榎本様のエクステリアで印象的なのは、緩急を効かせたカラーコーディネート。
外壁の淡い色彩のタイルをはじめ、アプローチのクオーツサイトを模した暗いグレーのタイルなど、系統の近い色調でまとめたシックな構成です。
一見、主張し過ぎない色同士の組み合わせは、地味な印象になってしまう気もしますが、シャッターゲートや門扉、カーポートのフレームに使われた深い色味が全体を引き締め、キリっとした緊張感も生み出します。
緊張と落ち着きを使い分けた、巧妙な色遣いにセンスが光ります。
シャッターゲートに設置されているのは、パイプシャッター。
アルミの質感は抜け感もあり、通りからの眺めもスタイリッシュに映ります。
お庭の中へも光や風が自然に通り抜け、明るさや開放感を演出してくれています。
ただ、その分、外部からの視線も抜けてしまうのも事実。
そこで、テラスの周囲には角柱を規則的に配置したさりげない目隠しが施されています。
外観はしっかりクローズして外部からの人や目線を遮断、お庭の中は明るく開放的…、このデザインのバランスがお庭を寛ぎ感で満たしてくれています。
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