重厚かつ存在感のあるファサードで高級感を演出したエクステリア
施工前の状態。
人通りの多い道路前の敷地ゆえに、集まる視線をそらすことと、 マンション住まいの頃から生活を共にしてきた愛犬を広い敷地内で自由に遊ばせることをご要望でした。
いずれの問題点も完全にクローズ外構にしてしまえば解決ですが、それでは防犯上の心配と閉塞感にもつながります。
このプランでは犬が通れない程度の適度な隙間を残しつつ、人の侵入と目線の遮断をデザインに組み込みました。
ソーラー発電付きのカーポートから玄関までは、6〜7mの距離があります。
雨の日に重い荷物を 持ちながら傘をさすのは面倒ですし、そこまでの距離もありません。
そこで、明るい日差しは遮ることなく 傘をささずにアクセスできるように、カーポートをアプローチの屋根としてご提案しました。
旧市街なので道路も古く、夜になると辺りはかなり暗くなります。共働きのために帰宅はご夫婦ともに暗くなってからなので、 明るく照らされた我が家に迎えられるような、ライティングの計画を施しています。
敷地奥のスペースは建物のイメージから逆算し、こちらからプランをご提案させていただきました。
クローズ外構でプライバシーが保たれているので、ご家族で色々な使い方が出来るお庭を考えました。
そして、こちらが完成したエクステリアです。
天然石を貼って仕上げた、重厚かつ存在感のあるエントランス
クルマの出入りは電動のワイドシャッターゲートを採用。
跳ね上げ式のオーバードアという選択もありましたが、 高さが1メートルほどしかないために視線を遮ることが出来ません。
このようなケースでは、 全く隙間のないシャッターを使ったゲートが最適です。
ベージュ系の天然石にあわせて、 シャッターはブラウンをチョイスしました。
大きなシャッターゲートに負けないように、 門柱は1つあたりの幅が60cmほどもあります。
4枚の壁を並べた、動きのある門周り
曲がった道路に面した異形の敷地なので、普通にフェンス等で囲ってしまうととてもイビツでカッコ悪いエクステリアになってしまいます。
そこで、エントランス周辺にはフェンスを一切使わず、直線の壁だけで構成するデザインをご提案しました。
「Mシェード」を使った全天候型アプローチ
建物と既存のカーポートがいわゆる「片流れ」の形状なので、その二つの橋渡しとして「Mシェード」を採用しました。
本来はカーポート商品ですが、今回はアプローチの屋根として流用しました。
屋根サイズをミリ単位で設定できるため、 建物の軒下から既存カーポートの間を「隙間ゼロ」で埋めることができました。
屋根、柱ともにある程度の積雪にも耐えうる強度がありますから、 年に数回の積雪にも安心です。
テラスの屋根にも「Mシェード」を採用
アプローチでも大活躍のMシェードですが、テラス側にも日よけ&雨よけとしてご提案いたしました。
テラスに出ての夕食やバーベキューの時には大活躍間違いなしですね。
写真では気付きにくいところですが、カーポートや屋根に付く「雨どい」は、全て地中に埋設してあります。
通常はコンクリートの上に雨どいの水をそのまま流してしまうため、年月とともにコンクリートが雨水で汚れ、 非常に汚くなってしまいます。
新築外構工事の場合にはこのように雨樋を全て地中に埋設することが可能です。
美しく仕上がったエクステリアを、永く保つための隠れたポイントです。
アプローチの素材は乱形&方形天然石で
屋根、シャッターゲート、門柱とそれぞれが非常に存在感が強いので、床の方でもその流れに合わせて天然石を採用しました。
床に敷き詰められた乱形石を見せるため、門柱や門扉は道路からあえて1メートルほどセットバックさせています。
門から玄関までは同じデザインの床が続きますが、ところどころで10cm角の石を長方形に組み合わせて、 デザインに変化を付けています。
デッキ調タイル+人工芝で「ノーメンテナンス」のお庭を実現
根強い人気のウッドデッキですが、唯一の欠点はメンテナンスに手間と費用がかかること。
毎年の塗装はもちろん、反りや割れによるデッキ材の交換、ささくれや隙間の処理など、初期の美しいウッドデッキを 保つには相当の手間がかかります。
そこで、ウッドデッキにこだわりを持つ方にも自信を持っておススメできるのが、 今回採用したデッキ調のタイルです。
ウッドデッキはしばらく経つと色が抜けて、茶色からグレーに近づきます。 その経年変化までを再現し、使い込んだデッキのような雰囲気を持ったタイルテラスがこちらです。
素材はタイルですから経年変化も痛みも色抜けもなく、初期の美しさがずっと保たれます。
汚れはデッキブラシで簡単に落とせますので、使い方を気にすることもありません。
同様に、芝生は改良型人工芝「エバーグリーン」の採用によってこちらもメンテナンスフリーを実現しました。
毛足が長く、柔らかな人工芝は、素足で歩いてもとても心地の良い感触を得られます。
人工芝の下は砂利と砂によって層が作られていますので、雨が降っても水は浸透し、びちゃびちゃになることはありません。
グリーンの人工芝の間には、よく見ると薄いベージュの部分が見えます。
これは天然の芝が枯れたときの色を再現したものです。
このような凝った作りによって、 見た目にも天然芝の最良の状態を再現することが可能になりました。
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