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水の音と光のきらめきを愉しむ…非日常感に浸るウォーターガーデン

ご自宅のリフォームを終え、ご夫婦でお庭のイメージを膨らませて来た伊藤様。
半年間ほどは防草シートだけが敷かれた手付かずの状態だったとか。
それはむしろ、不便だから間に合わせで…とせずに、「後悔のない庭を作る」というお庭への強いこだわりがあってこそ。
ご夫婦と愛犬のワンちゃんが快適に過ごせるお庭の理想形とは?
悩んだ末にリガーデン計画がスタートしました。
そんな、施工前の状態がこちらです。

そして、こちらが完成したエクステリア。

生まれ変わった水の流れる壁泉と水盤を中心に展開する煌びやかなウォーターガーデンは、時が止まったかのような景観で見る人を魅了する、まさにおふたりの理想を叶えた夢の場所となりました。

水が揺らぎ、気品漂うクオーツサイトがカーブを描く、南国リゾートのような庭

華やかな天然の乱形石が一面に散りばめられ、その下にはキラキラと水を湛える水盤、周囲にはそれを引き立てるドラセナなどの熱帯の木々や植物たちのドライガーデン…。
伊藤様のご自宅前に広がるのは、そこがどこなのか一瞬わからなくなりそうなほど南国リゾートを感じる異空間です。

「理想のお庭」を掲げ、ご自宅のリフォーム後もお庭を手付かずにしたまま、あれこれとガーデン事例をネットなど見てはイメージを膨らませて行ったおふたり。
奥さまのインスピレーションを刺激したのが、壁泉のあるお庭でした。

壁泉とは、文字通り壁面の吐水口から水が絶え間なく流れる仕掛けのことで、リゾートホテルのエントランス等でもよく見かける、ゴージャスで瞬時に寛いだ気分を高めてくれるアイテムでもあります。
壁泉とその水を湛える水盤のあるガーデンは、流線形を描いたベンチや水盤に浮かぶステップがリズミカルに配置され、眺めるだけでなく、思わず腰掛けたくなる、足を踏み入れたくなる…そんな遊び心に富んだデザインです。

夜は透明感のある水のカーテンに周囲の光が映し出され、一帯がラグジュアリーな空間に生まれ変わります。

モダンなゲートと粘板岩タイルのファサードが出迎える上質なエントランス

エントランスはモダンで重厚感のあるルーフ空間に。
ここで採用したのも、主庭と同様の「ホームヤードルーフ」(タカショー)
柱と梁にはマットブラックのフレーム、目隠しに配したブラックエボニーの木目の縦格子を組み合わせて、景観をキリリと引き締めています。

足元にはアプローチから続く華やかな乱形石が広がり、スレート状のゴツゴツとした表情が味わい深い粘板岩タイルの壁と溶け合うことで、特別感のある洗練されたファサードを演出しています。
それぞれが渾然一体となった贅沢なエントランスに足を踏み入れれば、ホッとクールダウンできるような安らぎに包まれます。

門まわりはルーフにより上品で重厚感のある装いに。
縦格子のスクリーンを併用しさりげない目隠しも。
壁面には天然石のスレートが一枚一枚、豊かな味わいを醸し出す粘板岩のタイルを貼り合わせました。

高級感のあるルーフ空間が生み出すヒーリングゾーン

玄関の軒に繋がるように設けられたガーデンルーフはお庭のポテンシャルをより高めてくれます。
というのも、どれだけ素敵なお庭を作っても、夏場や雨の日などに日差しや雨を凌げなければ、いつの間にか室内から眺めるだけのお庭になってしまう、という話がよく聞かれます。
そのため伊藤様邸では、天候に関わらず、このリゾート感の溢れるお庭にゆっくりと身を投じて、水の音や揺らぎを体感できるよう贅沢なルーフ空間が作られました。

主庭に採用した「ホームヤードルーフ」(タカショー)は天井や壁などで居室のような安らぎが感じられるのが、大きな特徴のひとつ。天井材には木目の美しいボードを選び、まるで室内のような寛ぎに満たされます。

日中は日の光にきらめく水を眺めてゆったりと過ごし、夜にはダウンライトを点灯し、ライトアップされたお庭を愛でながら、テラスでお食事やお酒を楽しんだり…さまざまな楽しみ方ができそうです。

ルーフの天井にはやさしい光のダウンライト。
床面のタイルは昼間とはまったく違う色味を表現し、視覚的な安らぎを誘います。

ワンちゃんが居心地良い専用テラス、雨の日も洗濯が干せるインナーテラス

ご夫婦が掲げたお庭に欲しい条件の一つに、『愛犬が居心地よく過ごせるエリア』があります。
ご家族の一員であるワンちゃんのために用意されたのは、木目調タイルの温かみのあるテラス

壁にはやわらかな天然石風タイルと縦格子のスクリーンを組み合わせ、光や風を感じながらゆっくりと過ごせる気持ち良い場所です。

さらに、奥のテラスにはシャワー付きの混合水栓も設置されているので、お散歩から帰ったら、足を洗ってそのまま壁際のベンチに腰掛けてブラッシングしたり、ボールを投げてあげたり…と多彩な過ごし方ができそうです。

一方、建物の裏手となるバックヤードは、洗濯物が干せるインナーテラスに。
雨風が吹き込まないよう取り付けたテラス屋根により、天候に左右されずにお洗濯ができます。
周囲はほぼ舗装を行っているので、ずっと悩まされてきた雑草取りに追われることは今後ほとんど無くなるのではないでしょうか。

シニア世代を迎える前に行うリガーデンは、お洒落なだけでなく、メンテナンスを減らして利便性を高めることで、これまで以上に暮らしが快適になりそうですね。

近い将来、お孫さんやワンちゃんたちと過ごすのが楽しみ、という伊藤様。そう遠くはない未来を思い描きながら、しばらくはご夫婦で心安らぐリゾート風ガーデンに心底浸って頂ければと思います。

主庭テラスの壁際にはアウトドアキッチンを造作。
下部は収納になっているので、ガーデンツール等も色々納まりそうです。
色彩豊かなモザイクタイルがアクセントに。

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