第三回勉強会活動記録
本日2020年2月9日に大阪ナシ会(研究活動相互支援検討会)の第三回勉強会を開催しました。
勉強会は3回目です!今回はドイツから関西の大学に留学している交換留学生のエミ(Emi)さんと、大学で日本語を教えている加藤さんが発表してくれました。司会は宮本さんです。
日時:2020年2月9日(15:00-17:00)
場所:ナレッジサロン
エミさん「伝統的な語学学習はなぜ効果的ではないのだろうか」
エミさんは、これまでフランス語や英語を学び、現在は大学で日本語を勉強しています。その学習者の観点から、エミさんの感じる従来の語学学習の方法に関する課題(構造や考え方が全く異なる外国語を学ぶのに文法ばかりを最初から重視する勉強法はどうなのか、学習者のやる気をそぐような否定的な成績評価など)について発表してくれました。
教師としても学習者の意見を聞くことはとても貴重な機会だったと思います。私は外国語学習をした経験からも共感できるところがある反面、教師としては学習者の期待に応えるために「何を目標として、何を教えるか」が問われている、と感じました。また、授業の効率性と学習者が満足するチャレンジングな授業内容のバランスをとることも今後日本語を教えるときに必要であるように感じました。
加藤伸彦さん「社会文化的アプローチから見る自発的発話の分析」
加藤さんは、社会文化的アプローチから学習者の教室内の談話の研究について発表してくれました。特にレイブ・ウェンガーの状況論は、外国人を受け入れる職場を研究する私にとって、とても興味深かったです。これからの日本語教育を考察するうえで大変示唆的な内容に富む発表でした。
次回の予定
次回は来月、2020年3月29日(日)15:00からを予定しています。詳細については決まり次第、インスタグラムとツイッターでも勉強会のお知らせをアップします!興味のある方はフォローお願いします!