live_kill_death
集中講義で精神がすり減っている。天狗になってた、拙者は絵がうまいーって。大したことないのにね。
受験期を思い出す。駅前の繁華街の細長いビル、遮光カーテン、倉のようなカビ臭さ、原因のテレピンのにおい。地元で1番頭のいい高校の制服を着た男の子がいた。本をたくさん読んでるらしく、先生から気に入られてた。デッドデッドデーモンズデデデデデストラクションの靴下を履いていた。わたしと同じデザイン科の美大を目指してたので同じ課題をよくやった。うちの美大予備校は1年に数回学力テストがあって、わたしは伝説的な点数(多分6点とか)を叩き出すも漫画の靴下を履いた男の子は90点台とかを取るんさ。先生も数年ぶりか?って嬉しそうにする。賢い人は成長が早い。頭のいいやつは美大なんかを目指さないで。わたしには絵しかない頭がないから実技しかない、競争率を上げてくんな医学部に行けよ、って今まで思ってたけどデデデデの靴下が運動靴とズボンの裾の僅かな隙間から見えた途端、そういった思考が一切なくなった。なんなら話したこと無いけど、講評の時にボロクソに言われたけど少し仲間意識が芽生えていた。そいつとは何枚も戦った。色彩構成もデッサンも。稀にわたしの方がいいって言われた時もあったがほとんどあっちだった。アイデアや色彩の丁寧さなどで先生の評判はよかった。悔しかった。頭もいいのに色感もオシャレなんかよって腹たった。頭のいいやつはうざい。
頭のいい癖に私立の有名美大に受かって、受かりやがって。学費高いで有名なとこ、わたしは2秒で親に却下されたとこ。すごく嫉妬というか何もかも持っている彼にヤキモキしていた、なんなら話したこと無いけど。その年わたしは落ちて一浪するんだけど。一浪してから美大に入るとびっくりした。拙者、実は絵上手いんじゃない!って。予備校時代は本当に苦しくて毎日ボロクソ言われて泣いてたのに、大学の先生は「おもしろいねえ」しか言わないの。予備校の先生みたいに「陥没」って言って壁を殴ったりしないのよ。塑像の前の手のデッサンとか、拙者が1番じゃない?って。逆井の中の蛙じゃん!って。ちょっと自信がつき始めた頃にやっぱり突き落とされる。それ、社会じゃ通用しないよ?って。集中講義の外部から来てる先生が予備校の時の先生と被る。言ってることも。
うわー思い出してストレスで血吐きそうとか思ってトイレ行ったら股から血吐いててクソがって惨めな思いした。同時にやや感謝。今月も妊娠してなかったねえよかったねえとほっ!とするね💟(サムネイル画像参照)
クソ惨めだ。血が出ること、予定より1週間以上早く生理になりパンツが汚れたこと。
友達に彼氏ができてすごく嬉しくて万歳最高なんだけどそれと同時にセフレと違って彼氏は生理の時でも会ってくれる最高じゃんってまた捻くれてしまう、英語のテストを解くときの顔になってしまう。きも〜。
人生は生きるか殺すか死ぬかしかない。拙者は欲張りなので死にながら生きつつ殺すけど。死ね。
話を聞いておかないと仕事できないって思われる、時間を守らないと、とかわかってる、1番わかっているよおってことを先生に指摘される。社会に出て困るよって言われる。困るのわかってる、難しいのわかってる、だから拙者は優雅に逃げる、社会から。働くことから、税金から、習慣から、法律から逃げる!!!!先生が言うみたいに就活したり働いたりしないみょーーんって心の中で変顔して保ってた。けどもう考えないといけない時期なのに、拙者はキモくて弱いから逃げてる。わかってるやらなきゃダメなのは。意志はあるのに治らんからタチ悪りぃな(ノ_<)
最近は我慢してたけど家帰ってから精神が終わりすぎて抗うつ剤をウォッカで飲んでフワフワを楽しんだ。きれいな夕焼けをみてKEYTALKのsympathyを聴いてうるうるしてお母さんに帰りたいよーってラインしちゃった。
お母さんはおばあちゃんと二人暮らし、おばあちゃんが羨ましい。バイトとか制作とかに追われないで大好きな料理作って家事して寝る。いいな羨ましいなっておばあちゃんに言ったら、「なんいよんあんた、あたしはあんたが羨ましいわい」っておばあちゃんが肩を叩いてくる妄想をして、ちょっとだけ泣いてまたポテチ食う。そんな夏休み。
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