自分の曲に日記にライブに救われる日
脳の調子が良い。拙者はアゲになったりサゲになったりする病気を持っていて多分ここ3ヶ月くらいアゲ周期に入っていた。楽しいし元気だし、最高。クレカの引き落とし金額以外最高。
サゲの時は本当にライブが毒だった。ライブする前に泣いて、ライブ終わってから泣いて日記にムカつく事を殴り書きする。人に言えないから。言う勇気ないから。
数えるとおそロシア革命だけで3月6本、4月5本、5月5本、振り返るとかなりライブやってるな、ありがたい事にたくさん呼んでもらえるのだ。嬉しい、全部出たい本当は。もっとやりたい。
少し前、スタジオで歌った後に血の味がして喉が切れてるかもとか思ったのにいつのまにか治ったなあ。人間の機能万歳。何事もなくてよかった。今は全くそんな事ないです。
最近はスタジオに入る、会議をする、大学へ行く、ライブをする、バンドに浸かった生活をしている。ずっと心が野晒しの状態。心を守っていた膜がライブをする度に緊張とか興奮で剥がれてしまって今は何もない。ちょっと悲しい事があれば全て崩れてしまいそうな恐怖と戦っている。ライブ前の緊張が涙が出そうなほど不安で、鼓動がうるさくて、重力がなくなっていく感覚が死ぬほど怖くて、なんでライブやるんだろう、逃げたい、よくない事が頭に浮かぶ。そんな覚悟ならライブやるなよって思う、嬉しかった事が恨みに変わる瞬間がある。そんな自分が大嫌いで死んでしまえって思う。
ありがたいことに、そんな拙者と一緒に未来を語ってくれる大人がいる。我々は地区大会を飛び越えて関東大会に来てるんだ、と言う話になった。広島予選を勝ち抜いている自信はないけど、音源がいいから東京に呼ばれているだけでライブじゃ勝負にならないだろ、って正直思っていた。こんなのじゃ通用しないって。だからこそサウンド面の話にもなって改めて考える事が増えた。いいものを見せたいから期待に応えたいから。絶対に今回よりも次のライブ、次よりもその次、越えなくては誰も来てくれなくなる。伸び代だけが売りなんだ、我々は。
わたしは性根がひん曲がってるからメンバーに最悪な事を言って自滅する。
わたしは人気者になりたくて、有名なバンドマンと仲良くなりたくて、テレビとかに出たりCMソングを歌うためにバンドをやっているんじゃない!お前らは人気者になりたくてバンドやってんの?
とすごく気色の悪い当たり方をした。
メンバーはそんな事ない、俺らは3人でライブやるのが楽しいからやってる。3人でツアー回っても楽しいからどんどん色んなところに行きたいライブやりたいって言ってくれてめちゃくちゃになるまで泣いたな、枕を殴らなきゃまたODをしていたかもしれない。自分が大嫌いで気持ち悪くて。わたしも3人で一緒に居れることが何よりも嬉しくて楽しい。いつも笑わせてくれるから悲しい気分も忘れるくらい楽しいから一緒に居たいのにそれを忘れていた。自分の傲慢さで。才能あるから、リスナーがいっぱい居るから、有名なバンドと対バンするから、と才能という言葉と結果を盾にして虚勢を張って自分を守って傲慢を演じていたら本当に傲慢になっていた。自分が才能ないの自分が1番知ってるからこそ怖いのだ。いつこの嘘が通用しなくなるのかなって。かっこいいバンドのライブを見る度に思う。わたしなんか才能ない。運だけでここに居るって涙が出た。昨日。悔しかった。複雑なコードを弾けるようになったら、もっと綺麗な声で歌えたら、すごく文学的な歌詞が書けたら、みんなに聴いてもらえるのかな、でもそれは自分なのか?
不安と悔しさだけで泣く。おそロシア革命を聴く、やっぱりいい曲だな〜って思えた。凡人の悪あがき。いけるところまでいくし、やれるなら全部やる。とりあえず、死ぬのはやめる。まだ会えてない人に会うためにがんばる。